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■頼豪院[らいごういん]▽解説 山東京伝作の読本『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまびょうし)』の登場人物で、鼠をあやつる術に長けた妖術使いです。 後花園帝の時代、足利義政が将軍を務めた長禄の頃(1457~1460)から物語は始まります。 雲州尼子の一族に、大和国に ...

■鼠大明神[ねずみだいみょうじん]▽解説 長野県埴科郡坂城町に伝わるもので、同町の「鼠」「岩鼻」その他の地名の由来になったといわれる話です。 昔、鼠宿の村に危険な毒虫の恙虫(ツツガムシ)が発生したため、村人たちは近くの洞穴に棲む大鼠に退治してもらおうと考え ...

■お岩の鼠[‐いわ‐ねずみ]▽解説 「四谷怪談」に登場するお岩は子年の生まれとされ、鶴屋南北作『東海道四谷怪談』の作中においてもお岩の亡霊が鼠を使って復讐を仕掛ける場面がたびたびみられます。 毒薬を盛られ恐ろしい顔貌に変わり果てて衰弱したお岩は、倒れ込ん ...

■赤鼠[あかねずみ]▽解説 太田南畝の随筆『一話一言』巻四十八には「奥州赤鼠」の題で、津軽の海にて大量発生した鼠についての記述があります。 延宝七年(1679)四月頃。 奥州津軽の浦人が磯辺の山に登って頂上から海原を見渡すと、夥しい数の鰯が寄ってくる様子が見え ...

■白鼠の番頭[しろねずみ‐ばんとう]▽解説 白い鼠は大黒天の使いといわれ、棲む家に富をもたらす縁起の良いものと考えられてきました。 このことから、主人に忠実に仕えて商家の繁栄に貢献する優秀な番頭や雇い人のことを「白鼠」と呼びます。対して金品を盗み取ったり ...

■執心の鼠[しゅうしん‐ねずみ]▽解説 人の霊魂や執念が鼠に変じて未練ある相手のもとに現れるという展開は説話や怪談に多くみられるものです。 今回はこのような話の一例として『善悪因果集』巻三にある「女ノ執心鼠ト変化シテ夫ヲ殺ス事」を紹介します。 近江国堅田 ...

■鼠の化物[ねずみ‐ばけもの]▽解説 大町桂月著『絵入訓話』(大正5年)の「百鬼晝行」で紹介されている、社会風刺の要素をもった妖怪のひとつです。この妖怪は四十一種いるうちの第三十八番として挙げられています。 「鼠の化物」は、二足で立ち上がっておどけるような様 ...

■鼠浄土[ねずみじょうど]▽解説 鼠浄土(鼠の浄土)とは昔話の類型のひとつで、主人公が地下にある鼠たちの楽園を訪ねて富を得る話を指します。 全国的に伝えられている昔話で、あらすじは以下のようなものです。 爺が仕事場である山や畑で弁当の握り飯や団子などを落と ...

■月日の鼠[つきひ‐ねずみ]▽解説 「月日の鼠」または「月の鼠」「日の鼠」とは月日が刻々と過ぎゆくことを表す言葉で、『仏説譬喩経』などの仏典にある黒白二鼠の説話に由来する表現です。 『仏説譬喩経』ではこのように説かれています。 ある時、荒野を行く旅人が悪 ...

■鼠の妖怪[ねずみ‐ようかい]▽解説 『狗張子』巻七には「鼠の妖怪」という題の怪談が収録されています。 応仁(1467~1469)の頃、京の四条あたりに徳田某という大商人がいました。 徳田の家は富み栄えており、倉庫は貨財で満たされていました。しかし世情は不安定で、 ...

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