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■鳥龍[ちょうりゅう]▽解説 天皇即位などの大礼の際に用いられた装飾品で、大極殿や紫宸殿の前面軒下に張り渡された『獣形帽額』の刺繍に姿のある霊獣の一種です。 鶏冠と嘴をもった鳥のような顔の四足獣で、江戸時代に描かれた帽額の模様を示す図に「鳥龍」の名が書き ...

■鶏地獄の鶏[けいじごく‐にわとり]▽解説 鶏地獄(けいじごく、とりじごく)は『起世経』地獄品が説く十六小地獄のひとつで、鳥獣を虐め、諍いを好んだ者が死後に堕ちるとされています。 この地獄には猛き炎が身に満ちた鶏がいて、罪人たちはこれに追われて蹴り踏まれ、 ...

■鶏娘[とりむすめ]▽解説 説教節の安寿姫と厨子王の物語を元にした「三庄太夫」ものの浄瑠璃や歌舞伎にみられる趣向で、親の悪行の報いでその娘が鶏の鳴き声を発するようになるというものです。 この趣向が初めて取り入れられたのは宝暦十一年(1761)初演の『由良湊千軒 ...

■雌鶏婆[めんどりばば]▽解説 岩手県遠野に伝わる妖怪です。 ある所に夫婦が暮らしていました。 いくら働いても暮らしは一向に良くならず、世を儚んだ夫は、あるとき「いっそのこと狼にでも食われて死んでしまった方がいい」と山奥に赴き、狼の巣である岩穴の前に身を ...

■天魔羅醯室陀鬼[てんまらけいしつだき]▽解説 岡山県岡山市の金山寺や愛知県名古屋市の真福寺に伝わる『伝死病種事』では、伝死病(伝尸病とも。結核などの肺病)を引き起こす五種の鬼たちの姿が図入りで示されています。 天魔羅醯室陀鬼は三番目に挙げられる鬼で、頭は ...

■しののとうまる▽解説 赤本『とんさく新じ口』(元文二年頃の刊か)は既存の言葉をもじって別のものにする言葉遊びを絵とともに四十ばかり載せた草双紙で、その中に「しののとうまる」と題する、書見台の前で頬杖をつく鶏(首から下は人間)の図があります。 これは『論語』 ...

■品川の玉蜀黍[しながわ‐とうもろこし]▽解説 弘化二年(1845)に出された歌川春升による二枚の錦絵は、江戸で起こった玉蜀黍(とうもろこし)の異変を伝えています。 そのうち一枚に描かれたのは品川の出来事とされています。 この年、品川で鶏のような形の実が生じた奇 ...

■馬鶏[ばけい]▽解説 大陸伝来の地誌や類書などを元にして鳥獣類を描いた『怪奇鳥獣図巻』にある鳥の一種です。 馬鶏は鮮やかな羽毛に彩られた鶏のような姿をしており、「かこく山 鳥あり はけい(馬鶏)となづく」と詞書が添えられています。  『怪奇鳥獣図巻―大陸 ...

■三足鶏[さんぞくけい]▽解説 三本あるいは四本の足をもつ奇形の鶏の出現は珍事、奇談の類としてしばしば随筆などに書き留められています。 たとえば『信濃奇談』には、信濃大泉村(現・山梨県北杜市大泉町)のとある家で三足の鶏が生まれたとあります。同書では続けて ...

■火玉[ひざま]▽解説 鹿児島県奄美群島の沖永良部島に伝わる妖怪で、呼び名の通り明るい火の玉と伝わる場合もあれば、胡麻塩色の羽で頬の赤い鶏の姿をしているともいわれています。 ヒザマは最も恐ろしい邪神と考えられ、空になっている甕や桶に宿ると信じられていまし ...

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