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■照兜魚[てるとうお]▽解説 明治時代に日本を訪れたイギリス人リチャード・ゴードン・スミスが記録した怪談に登場するものです。 荒俣宏編訳『ゴードン・スミスの日本怪談集』(2001年)所収「出雲の大山」の記述に基づいて内容を紹介します。  物語は正保三年(1646)か ...

■人魚[にんぎょ]▽解説 海や河川など水中に棲むと考えられた存在で、半人半魚、また人面魚身の生き物として広く知られています。同様の外見をもつ怪物は世界中に伝承されており、今日ではこれらに対しても総称として人魚の名が用いられています。  『日本書紀』には、 ...

■鯛灣[たいわん]▽解説 明治二十八年(1895)の落合(歌川)芳幾による錦絵『滑稽倭日史記』内の「新案百鬼夜行」に描かれている妖怪です。 これは日清戦争の風刺画として描かれたもので、二段構成のうち上段が土佐派の百鬼夜行絵巻の絵柄を元にした「新案百鬼夜行」の図と ...

■千人の娘[せんにん‐むすめ]▽解説寛政三年(1791)に出された芝全交作、歌川豊国画の黄表紙で、「道成寺」もののパロディ作品である『京鹿の子娘鯲(どじょう)汁』の登場人物です。 その昔、両国柳橋に眞那古(まなご)の荘司(しょうじ)という金銭などの口入(斡旋、仲介業) ...

■鯖の生き腐り[さば‐い‐ぐさ‐]▽解説 鯖は水から揚げるとすぐに死んでしまい、内臓に含まれる酵素の働きのために傷みやすく、新鮮なように見えても食中毒を起こしやすいことから、俗に「鯖の生き腐り(生き腐れ)」といわれました。 滑稽本『諺臍の宿替』にはこの言葉 ...

■おこぜの姫[‐ひめ]▽解説 室町時代末期から近世初期に成立したとされるお伽草紙『をこぜ』の登場人物です。 ある日、うららかな春の情緒に誘われて、山の神が浜辺へと浮かれ出てきました。 その時、海の波間に「おこぜの姫」が姿を現しました。骨張っていて、目は大 ...

■阿弥陀魚[あみだうお]▽解説 中国遼代の僧・非濁が編んだ仏教説話集『三宝感応要略録』などにあるもので、日本では『今昔物語集』天竺部に収められています。 以下に『今昔物語集』巻第四「執師子国の渚に大魚寄せたる語」に基づいて内容を紹介します。  昔、天竺の ...

■海男[うみおとこ]▽解説 化物尽くし絵巻に描かれる妖怪の一種で、米国ブリガムヤング大学ハロルド・B・リー図書館所蔵の妖怪絵巻などにその姿があることが確認されています。 同じ絵巻に描かれている「海坊主」の近くを泳ぐ赤い魚のような妖怪で、全体像は波と「ぬりか ...

■大鯖[おおさば]▽解説 沖縄に伝わる妖怪で、18世紀初期に編まれた琉球の伝説集『遺老説伝』にも「大鯖魚」の名で記述があるものです。 「サバ」とは伊良部島ほか南島でいうサメのことですが、上記のように「鯖」の字で表されることがあったようです。他の例では伊良部 ...

 ■金魚の幽霊[きんぎょ‐ゆうれい]▽解説 水木しげるの著作などで紹介されている妖怪です。 たとえば『日本妖怪大全』では、縄で縛られ金魚鉢に頭を突っ込まれて殺された「藻の花」という女性の恨みが、鉢の金魚に乗り移って「金魚の幽霊」となり、下手人である蓑文太( ...

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