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■天魔羅醯室陀鬼[てんまらけいしつだき]▽解説 岡山県岡山市の金山寺や愛知県名古屋市の真福寺に伝わる『伝死病種事』では、伝死病(伝尸病とも。結核などの肺病)を引き起こす五種の鬼たちの姿が図入りで示されています。 天魔羅醯室陀鬼は三番目に挙げられる鬼で、頭は ...

■山おとろし[やま-]▽解説 山田野理夫著『アルプス妖怪秘録』にて紹介されている妖怪です。 立山連峰の剣岳登山が明治40年まで成功しなかったのは、剣岳に「山オトロシ」という妖怪が棲んでいたからだといいます。 山オトロシは鬼に似て顔も体も赤いものの、鉄棒などは ...

■食人鬼[じきにんき]▽解説 小泉八雲『怪談』中の一編「食人鬼(Jikininki)」に登場する妖怪です。 昔、夢窓国師(夢窓疎石。南北朝時代の臨済僧)が美濃国を旅していた時のことです。 日も暮れかけ、山中で道に迷って困っていた国師は、丘の上に古びた庵を見つけました ...

■猿鬼[さるおに]▽解説 石川県能登地方に伝わる妖怪です。 鳳至郡柳田村の大西山に棲む猿の頭領は、名を善重郎といいました。善重郎はその名のとおり善良な猿でしたが、かれに従う猿のうち一匹が山麓の人々に害をなす荒くれ者でした。 怒った善重郎に追放された猿は岩 ...

■三面鬼[さんめんき]▽解説 石川県金沢市の善行寺には、「三面鬼」あるいは「三面相」と称する妖怪のミイラ(とされるもの)が伝わっています。 中央の目を共有する二つの顔、そして後頭部に口もとの尖った三つめの顔をもつ奇怪な頭部は、人間のものより一回り大きく、赤 ...

■怒り上戸[おこ‐じょうご]▽解説 酔うと怒りっぽくなる人のことを俗に「怒り上戸」と呼びます。 明治・大正期の児童文学作家・福田琴月(1875~1914)には『怒りじゃうご』(明治41年)と題する作があり、怒り上戸の鬼が登場しています。 ある所に作兵衛という、大の ...

■鳶鬼[とびおに]▽解説 福岡県立美術館寄託の化物尽くし絵巻に描かれている妖怪です。 詞書によれば、これは出雲国の海浜に出たものであるといいます。 また、小さな魚や鳥、鼠を食べたといい、現れてからしばらくすると死んでしまったとあります。 絵巻に描かれた鳶 ...

■牛頭[ごず] ▽解説  地獄で罪人を責めたてる獄卒たちは様々な動物の頭をしていますが、なかでも牛馬の頭をもつものは牛頭馬頭と称して獄卒の代表格とみなされ、数々の地獄絵にその姿をみることができます。  説話集には現世に現れた牛頭についての記述 ...

■奪衣婆[だつえば] ▽解説  この世とあの世の境にある三途の川のほとりで亡者の衣服を剥ぎ取るという老婆の鬼で、葬頭河婆、正塚婆などとも呼ばれます。  『地蔵菩薩発心因縁十王経』によれば、初江(「江」は船の停泊地)の辺には官庁が並び、その前には葬 ...

■火車[かしゃ] ▽解説  生前に罪を犯した亡者を迎えて地獄に送る、あるいは地獄で罪人を責める道具として、車輪部分が燃え盛る火炎になっている車(火車、火の車)が用いられると考えられてきました。  各種の説話集などには悪業の報いとして、この火車が罪 ...

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