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■次郎三郎妻[じろうさぶろうさい]▽解説 清涼井蘇来著『今昔雑冥談』巻之一「野州の百姓次郎三郎妻(さい)鬼に成る事」の登場人物です。 上野国利根郡の山里に与茂平という男がいました。 これは元狩人で後に田地を買って百姓となった者で、その一人娘は心あくまで僻み ...

■無常大鬼[むじょうだいき]▽解説 仏教絵画、寺院壁画の一種「五趣生死輪図(ごしゅしょうじりんず)」に描かれる鬼です。 五趣生死輪は生きとし生ける者が輪廻転生する天・人・地獄・餓鬼・畜生の五趣(五悪趣、五道)の有様を大きな輪の中に描き込んだ図で、インド、中国 ...

■宇津ノ谷峠の鬼[うつのやとうげ‐おに]▽解説 静岡県静岡市と藤枝市の境にある宇津ノ谷峠を舞台とする伝説に登場するものです。  宇津ノ谷峠北側の谷の下に梅林院という寺がありました。 この寺の住職は病に罹っており、身体には腫物を生じて耐え難い痛みに襲われて ...

■獅鬼[ししおに]▽解説 佐賀県西松浦郡大川野(現・伊万里市)に伝わる妖怪です。 長久二年(1041)頃の出来事です。 大川野の眉山、未申(南西)の方角に巨岩があり、その下に空いた大きく深い穴の中には獅鬼、あるいは獅牛と呼ばれる体長二丈の恐るべき怪獣が棲みついてい ...

■鬼形の指[きぎょう‐ゆび]▽解説 『怪醜夜光魂』巻之二には「龍田といふ遊女の指鬼形になりし事」という話があります。 龍田という女は京堀川の生まれで、さる大家への奉公を経て十九の頃から白拍子(歌舞を演じる遊女)となりました。後に事情があって故郷を離れ、難波 ...

■姫鬼[ひめおに]▽解説 狂言『首引』に登場する鬼です。  鎮西八郎為朝(和泉流。大蔵流では「鎮西ゆかりの者」として人名は特定されていない)が播磨の印南野を通りかかった時のことです。 突然目の前に恐ろしい鬼が現れて、為朝を取って食おうと襲いかかってきました ...

■大乗院の鬼[だいじょういん‐おに]▽解説 大分県宇佐市四日市の真言宗寺院・十宝山大乗院には鬼のミイラとされるものが安置されており、信仰の対象として祀られています。 鬼は膝を折って座った状態で高さ140センチ、立ち上がった場合は身長2メートルほどはあるとされ ...

■オケツ▽解説 岡山県岡山市などに伝わる妖怪です。 お産の際、注意しないとオケツと呼ばれる怪物が生まれることがあるといいます。 その形は亀に似て背には蓑毛が生えており、胎内から出るとすぐに縁の下へ駆け込もうとするといいます。 早く殺してしまえばよいものの ...

■般若[はんにゃ]▽解説 強い恨みや激しい嫉妬、悲しみを抱く女の霊を表現する際に用いる能面です。 彩色により区別されることもあり、この場合は『葵上』で用いられる白般若、『道成寺』の赤般若、『安達原』の黒般若の三種に分かれるようです。 元来「般若」といえば ...

■天魔羅醯室陀鬼[てんまらけいしつだき]▽解説 岡山県岡山市の金山寺や愛知県名古屋市の真福寺に伝わる『伝死病種事』では、伝死病(伝尸病とも。結核などの肺病)を引き起こす五種の鬼たちの姿が図入りで示されています。 天魔羅醯室陀鬼は三番目に挙げられる鬼で、頭は ...

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