タグ:食わず女房

■飯食ね聟[ままか‐むこ]▽解説 山形県新庄市に伝わるもので、日本各地に伝わる「食わず女房」「飯食わぬ女房」と呼ばれる種の昔話から派生したものと思われます。  ある所に爺様、婆様とその娘が三人で暮らしていました。 娘は聟をとる年頃となり「飯(まま)食(か)ね ...

■いっちゃもんの嫁[‐よめ]▽解説 鳥取県西伯郡中山町に伝わるものです。 昔、「いっちゃもん」という正直な魚売りの商人が、仕事を終えた雨降りの晩に綺麗な女に出会いました。 女はいっちゃもんをじっと見て言いました。 「あんたはいっちゃもんさんっていう人です ...

■頭を割られた女房[あたま‐わ‐にょうぼう]▽解説 広島県安佐郡鈴張村には以下のような昔話が伝わっています。 昔、ある所に男がいました。 この男が畑仕事をしていると、綺麗な女が来て「妾(わし)を女房にしてくれェ」と言ってきました。 男はこの女の美貌に惚れ込 ...

■口を利かない嫁さん[くち‐き‐よめ]▽解説 『下野昔話集』(加藤嘉一、高橋勝利編、昭和50年刊)には、栃木県芳賀郡茂木町に伝わる以下のような話が収録されています。  昔、ある所に男がいました。 この男が「口を利かない嫁さんを貰いたい」と言ったところ、隣の ...

■おまんにちべろべろ▽解説 宮城県栗原郡一迫町には、次のような「食わず女房」の話が伝わっています。 昔、ある所に欲たかりの家がありました。 この家の息子は稼いでも稼いでももっと稼ぎたいと考えるような欲深い性根の持ち主で、嫁に食事を与えるのも惜しんでひたす ...

■食わず女房[く‐にょうぼう]▽解説 全国各地に流布している昔話に登場するもので、「食わず女房」あるいは「飯食わぬ女房」の呼び名がよく知られています。 昔ある所にたいへんけちな男がおり、いつも「飯を食わない嫁がほしい」と言っていました。 するとどこからか ...

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