タグ:虫

■最猛勝[さいもうしょう] ▽解説  隋の闍那崛多が漢訳した『起世経』第二巻が説く八大地獄に付属する十六小地獄のひとつ、膿血地獄には最猛勝という虫がいるとされます。  膿血地獄に堕ちるのは、生前、腹黒く愚かな心を抱き、人に汚い物を与え食わせた者 ...

■馬癇[うまかん] ▽解説  人の体内にあって病を引き起こすという病虫の一種です。  『針聞書』では赤い体に白い足をした馬のような姿で描かれています。  同書によれば、これは馬癇と呼ばれる心臓の積聚(しゃくじゅ=さしこみ、癇癪)で、生じてから成長 ...

■足高蜘の変化[あしだかぐも-へんげ] ▽解説  『曽呂利物語』にある妖怪です。  ある山里に住む者が、月の出ている夕方に気晴らしにと外へ出かけました。  すると大きな栗の木の股に、鉄漿をつけ髪を振り乱した60歳ほどの女がいて、男を見つけて気味悪く ...

■悪虫[あくちゅう] ▽解説  『針聞書』に、人の体内にあって病を引き起こす虫の一種として紹介されているものです。  悪虫は人に取り付いて飯を食す虫で、脾臓に棲むとされています。  その姿は尖った口吻と尾鰭を有する六足の赤い虫として描かれており ...

■蜂王[はちおう] ▽解説  岡山県苫田郡鏡野町上齋原と鳥取県東伯郡三朝町の間にある人形峠に伝わる妖怪です。  元禄四年(1691)年の『作陽誌』には、次のような記述があります。  伯州と作州の境である人形山(人形峠)には、かつて大きさ一丈にも及ぶ蜂 ...

■げじげじの化物[-ばけもの] ▽解説  げじげじ(ゲジ、蚰蜒)はその異様な外見のためか、百足や蜘蛛と同じく害虫として嫌悪されたり、不吉な存在とみなされることがありました。  妖怪を題材とした江戸時代のかるたには、「げじげじの化物」という札をもつも ...

■鬼胎[きたい] ▽解説  人の体内に生じて病を引き起こす虫の一種です。  『針聞書』によれば、鬼胎は左腋から発生するといいます。  初期には大きな杯ほどの血の塊だったものが、徐々に蛇体の獣のような姿に変化し、ソロソロと移動するようになります。 ...

■百足[むかで] ▽解説  ムカデ(百足、蜈蚣)は中国や日本各地に怪しい虫としての伝承が残されています。  『和漢三才図会』には、南方には一丈以上の大蜈蚣がいて牛を襲って喰うとの記述があります。  この大蜈蚣の革は太鼓の材料に、肉は食料として土地 ...

■病虫[びょうちゅう] ▽解説  病気や健康状態の変化は虫が引き起こすものであるという考えがあり、現在では「虫の居所が悪い」「腹の虫が収まらない」「虫が好かない」などの慣用句にその名残を見ることが出来ます。  永禄11年(1568)に茨木元行によって編 ...

■蟷螂坂[かまきりざか] ▽解説  新潟県三島郡片貝町でいう怪異です。  昔、人を喰うほどの大きな蟷螂が坂にいましたが、ある冬の大雪で圧死してしまいました。  死んだ蟷螂の祟りか、以降この坂で転んだ者は、黒い血の出る鎌傷が生じて苦しんだといいま ...

↑このページのトップヘ