タグ:絵本百物語

■山地乳[やまちち]▽解説 『絵本百物語』にある妖怪です。 蝙蝠は功を経て野衾(のぶすま)となり、それが更に年を経て山に隠れ住む山地乳なる怪に変化するのだといいます。 この山地乳は眠っている人の様子を窺って近寄り、その寝息を吸うといいます。 寝息を吸われ ...

■波山[ばさん]▽解説 『絵本百物語』にある妖怪です。 大きな鶏冠を有する怪鳥が竹藪の中で火を吹き出している様子が描かれ、「深藪のうちに生じ常に口より火を吐て夜々飛行すとぞ」と記されています。 著者の桃山人によれば、波山は世間では「婆娑婆娑(ばさばさ)」と ...

■白蔵主[はくぞうす]▽解説 狂言『釣狐』では、狐罠のために一族をみな失った老狐が、罠を仕掛けた猟師の叔父にあたる白蔵主という僧に化けて彼の前に現れ、狐釣りをやめさせようとします。 狐の白蔵主は玉藻前狐が殺生石に変じた故事を引いて殺生を戒め、今後の狐釣り ...

■手負蛇[ておいへび] ▽解説  『絵本百物語』にある妖怪です。  蛇を半殺しにして捨ておけば、その日の夜に家まで復讐しに来るというもので、蚊帳を吊っておけばそれより内側には入れないといいます。  翌日になって蚊帳の周りを見れば、滴った蛇の血が ...

■狐者異[こわい] ▽解説  『絵本百物語』にある妖怪です。  狐者異は我慢強情、すなわち自己中心的で驕慢な者の別名にして、俗にいう無分別者のことであるといいます。  生きているうちには法を無視して人を恐れずして人のものを取り食らい、死して後は ...

■溝出[みぞいだし] ▽解説  『絵本百物語』にあるものです。  貧しい人の骸を葛籠に入れて捨ておいたところ骨と皮が自然に分離し、白骨がつづらを破って踊り狂ったといいます。  また、北条高時の治世(鎌倉時代、執権在職1316~1326年)のこととして、 ...

■二口女[ふたくちおんな] ▽解説  『絵本百物語』にある妖怪です。  頭脳唇(ふたくち)とは慳貪、邪険、無慙放逸の悪心から起こる業病で、唐土にも見られるものだといいます。  この病に罹った者は、頭の後ろあるいは首筋の上に口が生じ、髪が蛇のように ...

■舞首[まいくび] ▽解説  『絵本百物語』にある妖怪です。  寛元(1243~1247)の頃、鎌倉検非違使の放免(微罪犯を検非違使の手下としたもの)に、小三太、又重、悪五郎という三人がいました。  伊豆の真鶴が崎で祭があった時、酒席でこの三人が争いを始 ...

■野宿火[のじゅくび]▽解説 『絵本百物語』にある怪火です。 これは「狐火」でも「草原火」でもなく、田舎道や街道、山中などに出現するもので、人のいないところでほとほとと燃えては消え、消えては燃えを繰り返します。 時として人が騒ぎ歌う声などが聞こえること ...

■桂男[かつらおとこ] ▽解説  和歌山県東牟婁郡下里村では、満月でないときに月を長く見ていると桂男に誘われるといわれていました。  『絵本百物語』には人型の雲のような桂男が描かれ「月をながく見いり居れば桂おとこのまねきて命ちゞむるよし、むかし ...

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