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■黄蔵主[おうぞうす]▽解説 『続三州奇談』に記されている加賀の化け狐です。 七窪の地は越の高浜とも呼ばれ、土地が丘のように七ヶ所も上がり下がりしているうえ、風が砂を吹きつけてくるため、旅人にとっては難所のひとつとなっていました。夏は砂が焼けて歩み難く、 ...

■猿鬼[さるおに]▽解説 石川県能登地方に伝わる妖怪です。 鳳至郡柳田村の大西山に棲む猿の頭領は、名を善重郎といいました。善重郎はその名のとおり善良な猿でしたが、かれに従う猿のうち一匹が山麓の人々に害をなす荒くれ者でした。 怒った善重郎に追放された猿は岩 ...

■三面鬼[さんめんき]▽解説 石川県金沢市の善行寺には、「三面鬼」あるいは「三面相」と称する妖怪のミイラ(とされるもの)が伝わっています。 中央の目を共有する二つの顔、そして後頭部に口もとの尖った三つめの顔をもつ奇怪な頭部は、人間のものより一回り大きく、赤 ...

■火取魔[ひとりま] ▽解説  石川県江沼郡山中町に伝わる妖怪です。  蟋蟀橋近くの「姥の懐」という場所辺りを夜に通ると、提灯の火がスーッと細くなり、通り過ぎるとまた明るくなります。  これが火取魔の仕業であるといわれました。  「伝承 ...

■魚膾の怪[ぎょかい-かい] ▽解説  『伽婢子』にある怪異です。  応仁(1467~1469)の頃、大嶋藤五郎盛貞という者が仕官を失い、流浪の末に能登の国珠洲の御崎に住むようになりました。  彼は魚の膾(なます。魚を生のまま刻んだもの)が大好物で「山海の ...

■百足[むかで] ▽解説  ムカデ(百足、蜈蚣)は中国や日本各地に怪しい虫としての伝承が残されています。  『和漢三才図会』には、南方には一丈以上の大蜈蚣がいて牛を襲って喰うとの記述があります。  この大蜈蚣の革は太鼓の材料に、肉は食料として土地 ...

■通り悪魔[とお-あくま] ▽解説  通り者、通り魔とも呼ばれる妖怪です。人に憑いて乱心させ、殺人や自殺に導くといいます。  『古今雑談思出草紙』には次のようにあります。  加賀のある武士が夕方に剃刀を研いでいました。  その際ふと障子の隙から外 ...

 ■ミズシ▽解説 石川県能登地方、加賀市、滋賀県近江地方でいう河童です。 ミズシあるいはミヅシと表記しますが、その語源は水神である「みずち(蛟)」と考えられます。 奥能登の海岸部では、スイカやキュウリを食べて海に入るとミズシに引き込まれ、内臓を引き抜かれて ...

■蟹坊主[かにぼうず] ▽解説  大蟹あるいは化け蟹、蟹の化物などとも呼ばれる妖怪で、寺院の伝説や昔話として各地に伝わっています。  何度新しく住職がやってきても、その度にまたいなくなってしまう無住の寺に、あるとき旅の僧侶が泊まります。  する ...

■海月の火の玉[くらげ-ひ-たま] ▽解説  『三州奇談』にある怪火です。  元文年間、加賀国大聖寺の侍・小原長八が全昌寺の裏手を夜半頃に歩いていると、生温い風と共に赤い火の玉が現れました。  斬り捨てたところ火の玉は2つに割れ、長八の顔に貼りつき ...

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