タグ:百妖図

■蛇女[じゃじょ]▽解説 化物尽くしの絵巻物に描かれる妖怪の一種で、『百妖図』でその姿が確認されています。 顔は人間の女、体も人のようであり衣服を纏っているものの、胸元は蛇腹のように段があり、足にも鱗が生じています。また、裾からはやはり蛇のような太い尾が ...

■王魔[おうま]▽解説 化物尽くし絵巻の類に描かれることのある妖怪の一種で、『百妖図』にあるものが知られています。 蓑とも毛ともつかないものに全身を覆われ、頭には二本の角、白髪を頂き、口は尖り、爪は赤く長く、背には翼らしきものがあります。▽註・『百妖図』 ...

■塗南苔[ぬりなこけ]▽解説 『百妖図』に描かれている妖怪の一種です。 これは他の化物尽くし絵巻で「塗仏」とされている妖怪を描いたもののようです。しかし類型的な塗仏の絵とは異なり、目玉は飛び出しておらず、垂れ下がった長い眉毛が特徴的です。▽註・『百妖図』 ...

■中有[ちゅうう] ▽解説  中有とは仏教の言葉で、現世で死んでから来世の生を受けるまでの四十九日間の状態で、中陰とも呼ばれます。七日ごとに区切られ、初七日から四十九日まで各種の法要が営まれます。  地獄の裁判官的存在である十王のうち秦広王から泰 ...

■和意烏[わいう] ▽解説  『百妖図』に描かれている妖怪です。  その姿と名前から、他の化け物尽くし絵巻で「わいら」などとされている妖怪を描いたものであることがわかります。 ▽註 ・『百妖図』…幕末頃に製作された化物尽くし絵巻。全48種の ...

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