タグ:牛鬼

■牛御前[うしごぜん]▽解説 『吾妻鏡』や『新編武蔵風土記稿』には、牛のような妖怪が浅草を襲撃したとの記述がみられます。 鎌倉時代の歴史書である『吾妻鏡』には、建長三年(1251)武蔵国の浅草あたりに牛のごときものが現れ、浅草寺に向かって走り来たと記されていま ...

■牛鬼[うしおに]▽解説 昭和43年(1968)に公開された大映映画『妖怪百物語』および『妖怪大戦争』に登場する妖怪の一体「うしおに(牛鬼)」は、たてがみを生やした三つ目の獣のような個性的な姿をしています。いずれの作品でも妖怪が大挙して現れるシーンに登場するのみ ...

■牛鬼[うしおに]▽解説 愛媛県の南予地方では祭礼に「牛鬼」の山車があらわれることがあり、毎年七月にある宇和島市の和霊神社の大祭にともなって開催される「うわじま牛鬼まつり」としてイベント化されたものがよく知られています。 牛鬼は現地では「うしょうに」「う ...

■牛鬼[うしおに]▽解説 香川県高松市と坂出市の間に連なる五色台の青峰にある根香寺(ねごろじ)には、牛鬼退治の伝説が残っています。 豊臣秀吉の時代、青峰山中に牛鬼が出没して人畜に危害を加えていました。 困り果てた人々は弓の名手である浪人・山田蔵人高清に牛鬼 ...

■鬼土鼠[おにつちねずみ]▽解説 化物尽くし絵巻の一種に描かれている妖怪で、現在は福岡県立美術館寄託の化物尽くし絵巻にあるものが確認されています。 筑後国松崎山中において地の底から地響きと共に何者かの呻き声が聞こえてきたので、土地の者が掘り返してみたとこ ...

■闇夜の牛鬼[やみのよ‐うしおに]▽解説 『玉櫛笥』にある妖怪です。「闇夜」には「やみのよ」「あんや」の二通りの読みがあてられています。 宇喜多直家が備前国を治めていた時代の出来事です。 黒嶋左近入道宗綱は讃州黒嶋の出身で、かの俵藤太秀郷の末裔にあたる人 ...

■牛鬼[うしおに]▽解説 近畿、中国、四国、九州など各地に伝わる妖怪で、牛鬼と書いてギュウキ、ゴキとも読ませる場合もあります。 牛の姿をした凶暴な化物で、人畜に害をなすといいます。 多くの場合淵や滝などの水辺に出現するものとされ、近畿や四国には牛鬼淵、牛 ...

↑このページのトップヘ