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■藻で覆われた人[も‐おお‐ひと]▽解説 雑誌『怪』の連載記事「水木しげるの妖怪目撃画談」にて紹介された妖怪です(2001年刊行・第12号掲載分。原表記は「藻でおおわれた人」)。 滋賀県彦根市の読者からの投稿。 ある年の十月頃の夜、塾の帰りで自転車を漕いで暗い夜 ...

■執心の鼠[しゅうしん‐ねずみ]▽解説 人の霊魂や執念が鼠に変じて未練ある相手のもとに現れるという展開は説話や怪談に多くみられるものです。 今回はこのような話の一例として『善悪因果集』巻三にある「女ノ執心鼠ト変化シテ夫ヲ殺ス事」を紹介します。 近江国堅田 ...

■伊吹山の水神[いぶきやま‐すいじん]▽解説 『金玉ねぢぶくさ』巻之七には「伊吹山の水神」という話が収められています。  江州伊吹山には様々な草が生えており、昔から多くの人が薬草を求めて分け入っていました。守山宿の医師・玄仲(げんちゅう)もそのような者の一 ...

■茄子婆[なすびばばあ]▽解説 比叡山七不思議のひとつに数えられる妖怪で、茄子(なす、なすび)婆、茄子婆さんなどと呼ばれています。 比叡山延暦寺には茄子のような顔色をした謎の老婆がことあるごとに出現するといわれていました。 年の頃は六十七、八にして素性は ...

■白猪[しろい]▽解説 『古事記』には、倭建命(ヤマトタケルノミコト、日本武尊)が白い猪に出会ったことが記されています。 尾張国造の娘・美夜受比売を娶った倭建命は、近江国の伊吹山にいる神を討つため出かけました。このとき、日本武尊は素手で神と対決するべく、伊 ...

■蚊の精[か‐せい]▽解説 狂言「蚊相撲」に登場するものです。 家来を一人しか持たないとある大名は、新参者を召し抱えようと思い立ち、ふさわしい者を探してくるよう召使いの太郎冠者に命じます。 街道へ出た太郎冠者は、折よく奉公先を求める相撲取りの男と出会いま ...

■犬神明神[いぬがみみょうじん]▽解説 飼い犬や猟犬が我が身を犠牲にして大蛇に狙われた主人を助けようとする伝説は日本各地に残されています。 その中の一類型としてよく知られているのが、犬が蛇を威嚇していると知らない主人が、自分の方を向いて荒れ狂う犬を不審が ...

■甚六[じんろく]▽解説 『善悪報ばなし』にある「死したるもの犬に生るる事」は、人間から犬に転生した男の話です。 かつて江州守山の近郷には甚六という男がいました。 彼は生涯を通して慳貪愚痴(貪欲で無慈悲にして道理を知らないこと)であり、家内の者に対してもい ...

■赤入道[あかにゅうどう]▽解説 『ばけもの絵巻』に描かれている妖怪のひとつです。 近江国、武佐のある寺の藪には赤入道という化物が出ると噂されていました。 ある男は時折この寺の留守番を務めることがありながら、このような化物はいないと断言していました。 人 ...

■百足女房[むかでにょうぼう]▽解説 滋賀県甲賀郡には「むかで女房」という短い昔話が伝わっています。  むかでは体は黒いのに足は赤という取り合わせがかわいらしいので「むかでを嫁さんにほしい」と言った人がいました。 ところがいざ嫁に迎えてみれば、むかでのた ...

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