タグ:河童

■加津波[かつは]▽解説 東洋大学附属図書館蔵の妖怪絵巻に描かれている妖怪です。 他の化物尽くし絵巻における「河童」を描いたもので、基本的な造形や構図は他の作品とも概ね共通しています。 しかし赤い目の焦点は合わず、全身は黄色、肘から先の手が異様なまでに細 ...

■ぼうずがっぱ▽解説 曲亭馬琴作の黄表紙『阴兼阳(かげとひなた)珍紋図彙』にあるものです。 曰く、雨がそぼそぼ降るときには「ぼうずがっぱ」という「かっぱ」が出ることがあります。 このかっぱは両腕がなくのっぺらぽんとして、その影はまるで火の見櫓のようです。  ...

■トロンベイタ▽解説 福岡藩第十代藩主で蘭学に傾倒していたことで知られる黒田斉清(1795~1851)が、長崎出島のオランダ商館を訪問した際シーボルトと交わした問答を記録した『下問雑載』には、斉清がいわゆる「河童」について質問したことが書き留められています。 「わ ...

■やよ▽解説 長崎県南松浦郡新魚目町に伝わるものです。 新魚目町の河童話を集めた『がっぽ』(矢野植己著・昭和49年)の記述に基づいて紹介します。 昔、新魚目村の榎津では、夏の夕暮れ時になると、どこからともなく美しい女が現れると噂されていました。 この村に暮 ...

■猿猴[えんこう]▽解説 「猿猴」とは猿類、特に手長猿を指す呼び名ですが、手長猿が生息しない日本では河童のような妖怪としても伝えられました。 猿猴、またはそれに類する妖怪名(エンコ、エンコザル、エンコボ、エンコドンなど)は東北から九州にかけての各地に分布し ...

■助[すけ] ▽解説  下総国岡田郡羽生村を舞台とした怪談に登場する小児の幽霊で、累の異父兄にあたる人物です。  累と同じく、『死霊解脱物語聞書』の内容に沿って登場部分を紹介します。  寛文十二年三月、弘教寺の僧・祐天は羽生村金五郎の若妻・ ...

■海御前[あまごぜん] ▽解説  福岡県宗像市東郷や北九州市門司区大積に伝わる河童の女親分です。  平家の武将平教経の妻または母が河童となり、壇ノ浦から福岡に泳ぎ着いたものといわれています。  北九州市では大積の天疫神社が本拠であるとされていま ...

■伊草の袈裟坊[いぐさ‐けさぼう] ▽解説  埼玉県比企郡川島町伊草に棲むと伝わる河童です。  法師のように袈裟を纏っていることからこの名で呼ばれたといい、周辺の河童たちは毎年袈裟坊に人間のはらわたを中元として献上したといいます。また袈裟坊は悪 ...

■荒川弾正[あらかわだんじょう] ▽解説  熊本県天草郡五和町に伝わる河童です。  鬼池の宮津に棲んでいた河童の大将で、多くの家来を従えており、身体は大きく、背には苔が生えていたといいます。他の河童と違い、決して人の尻を取ることはありませんでし ...

■禰々子[ねねこ] ▽解説  禰々子(祢々子)は利根川に棲むといわれた雌の河童です。  赤松宗旦の『利根川図志』(安政2年)には「刀祢川に子ヽコといへる河伯あり」と図入りで紹介されています。  ネネネコは年々その居場所を替えて各地域の人々に害をなした ...

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