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■にんじん▽解説 『風俗深名帳(絵本神名帳)』に描かれている神の一種です。 これは朝鮮から薬種屋に渡ってきたもので、あまねく難病を救うこと著しいといいます。 その一方で日本のものは神力が少し弱く、また八百屋にある同名の赤いものに至っては何の利生もありません ...

■人形芋[ひとがたいも]▽解説 人形芋(にんぎょういも、ひとがたいも?)は仙人の食物といわれているもののひとつで、『神の実在と仙人の神秘』(昭和49年)など、明治期の修行者で日本最後の仙人とも称される国安普明の事跡を記した書籍では図入りで紹介されています。 自 ...

■地生羊[ちせいよう]▽解説 かつて西洋ではバロメッツ、スキタイの子羊などと呼ばれる、実として羊が生る植物の存在が信じられていました。これは木綿の情報が断片的に伝えられた結果の産物ともいわれています。 中国ではよく似た性質のものが地生羊の名で伝わっており ...

■林檎の怪[りんご-かい] ▽解説  秋田県仙北郡角館町に伝わる妖怪です。  昔、ある村に一人の爺が住んでいました。  ある晩のこと、この爺の家に妙な者がやって来たかと思うと、言うに事欠いて「糞ご馳走してけれ」と乞いました。あまりにも不思議な頼み ...

■樹木子[じゅぼっこ] ▽解説  水木しげるの著作や、その他妖怪関連の書籍で紹介されている妖怪です。  多くの戦死者を出した戦場跡などで血を吸った樹が妖怪と化したもので、通行人を枝で捕えて血を吸うといいます。  この妖怪の具体的な伝承地や出 ...

■砂村の怨霊[すなむら-おんりょう] ▽解説  歌川芳員の『百種怪談妖物双六』に描かれた妖怪のひとつです。  南瓜の蔓が手足となり、実が顔になっている化物です。  「砂村の怨霊」の名は、江戸時代に南瓜などが砂村(現在の江東区東部)の名物として生産さ ...

■銀杏の木の化物[いちょう‐き‐ばけもの] ▽解説  与謝蕪村の『蕪村妖怪絵巻』に描かれた妖怪です。  大きな頭の妖怪が鉦を叩く様が描かれ「鎌倉若八幡 銀杏の木のばけ者」と名が記されています。 ▽註 ・『蕪村妖怪絵巻』…与謝蕪村による妖怪絵巻 ...

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