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■お蔦[-つた]▽解説 河竹黙阿弥作、明治十六年(1883)初演の歌舞伎『新皿屋舗月雨傘(しんさらやしきつきのあまがさ)』の登場人物です。 魚屋太兵衛の娘お蔦は、芝愛宕下にある旗本・磯部主計之助(いそべかずえのすけ)の屋敷へ妾奉公に上がり、その器量の良さを気に入ら ...

■おきつ▽解説 明和(1764~1772)の頃に江戸谷中の笠森稲荷門前の水茶屋「鍵屋」で働いていたお仙は、当時大評判をとった看板娘でした。鈴木晴信の美人画の題材となったお仙は人々の注目の的となり、お仙見たさに訪れる客で鍵屋は繁盛、笠森稲荷の参拝も増加したといわれて ...

■鼠の大勢[ねずみ‐たいぜい]▽解説 『咄随筆』には「鼠の大勢」と題された以下のような奇談が収められています。  天和二年(1682)のことです。 本郷の辺りで起こった火災のために加賀藩の屋敷も焼失し、翌年その再建のために三ヶ国の木挽と大工が江戸へ呼び寄せられ ...

■七尾の狢[しちび‐むじな]▽解説 塵哉翁と称する人物によって書かれた随筆『巷街贅説』は、弘化三年(1846)に江戸で尾が七本ある狢が捕えられた事件を伝えています。 小石川水道町大日坂の上、五軒町代町に蕎麦屋があり、干した出し殻を菰に包んで縁の下に貯えていまし ...

■二尺の顔[にしゃく‐かお]▽解説 明治二十七年刊『百物語』にある、御山苔松なる人物によって語られた怪談です。 これは御山氏の家に年久しく仕える佐太郎という実直な老僕が若い頃に体験したことであるといいます。 ある夜中、赤坂から四谷へ行く急用ができた佐太郎 ...

■泥田坊[どろたぼう]▽解説 木原浩勝と中山市朗による現代の実話怪談集『新耳袋』第三夜(1998年刊)所収「どろたぼう」にて語られる妖怪です。 神田神保町の某出版社に勤めていた女性の体験談です。 編集長から「ここで夜を明かさんほうがいい」と深夜の残業を止められ ...

■千人の娘[せんにん‐むすめ]▽解説寛政三年(1791)に出された芝全交作、歌川豊国画の黄表紙で、「道成寺」もののパロディ作品である『京鹿の子娘鯲(どじょう)汁』の登場人物です。 その昔、両国柳橋に眞那古(まなご)の荘司(しょうじ)という金銭などの口入(斡旋、仲介業) ...

■金亀[きんき]▽解説 明治十三年(1880)八月六日の『東京日日新聞』には、麹町で見つかった金色の亀についての記事があります。 麹町区の斯波正造の家では、その年の一月に生まれた洋犬(かめ)を飼っていました。 この犬は空腹になると石をくわえてきてはわんわんと吠え ...

■団子婆[だんごばば]▽解説 江戸の番町七不思議のひとつに数えられる妖怪です。 六番町通りに城(じょう)孫三郎という旗本の屋敷があり、この家では団子を作ることが固く禁じられていました。 それはかつてこの家で起きたとある怪事に由来するものでした。 以前は城家 ...

■布団の怪[ふとん‐かい]▽解説 松谷みよ子『現代民話考』(昭和61年)や村上健司『妖怪事典』(平成12年)では、布団にまつわる怪異を「布団の怪」と称して、『ゆがたい 宮古島の民話』(宮古民話の会・昭和54年)に収められた話を紹介しています。 これは大平洋戦争が終結 ...

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