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■天地震動斎[てんちしんどうさい]▽解説 安政の大地震以後に制作された作者不明の「鯰絵」のひとつ『鯰之讎討(なまずのあだうち)』に描かれている怪人です。 同作には「鯰の仇討ち」の顛末として次のような話が記されています。 安政二年(1855)十月二日亥の刻頃、江戸 ...

■炬燵の妖怪[こたつ‐ようかい]▽解説 『化物判取帳』には「炬燵妖怪(こたつのようかい)」と題した次のような話があります。 江戸金六町に九八という商人がおり、出店に金四郎という支配人(番頭が複数いる場合、その上位にある者)をおいていました。 十月のえびす講 ...

■品川の玉蜀黍[しながわ‐とうもろこし]▽解説 弘化二年(1845)に出された歌川春升による二枚の錦絵は、江戸で起こった玉蜀黍(とうもろこし)の異変を伝えています。 そのうち一枚に描かれたのは品川の出来事とされています。 この年、品川で鶏のような形の実が生じた奇 ...

■沢蔵司[たくぞうす]▽解説 東京都文京区小石川の沢蔵司稲荷は、元和六年(1620)に小石川伝通院内に祀られたのが始まりで、その数年前に伝通院の学寮に入った沢蔵司という僧が由来とされています。 優秀な沢蔵司はわずか三年ほどで浄土教の奥義を極め、元和六年の五月七 ...

■蟹娘[かにむすめ]▽解説 明和六年(1769)頃、江戸浅草の見世物興行では、両手の指が二本ずつの少女を「蟹娘」と名付けて披露していました。 外見が特異である以外には特段の芸もなかったようですが、名はそれなりに知られたらしく、『半日閑話』では浅草名物のひとつと ...

■山洞[やまぼら]▽解説 八丈島(東京都八丈町)に伝わるという怪異で、『旧昔綜嶼噺話』『八丈実記』に記述があります。 八丈島には山洞という臭気の甚だしい怪物がいると伝わっていました。 しかし『綜嶼噺話』が書かれた文政二年(1819)頃には、既に稀なものになってい ...

■お目出度女臈[‐めでたじょろう] ▽解説  『真佐喜のかつら』に記されているものです。  江戸は駒込にある阿部伊勢守の下屋敷には、「おめでた座敷」と呼ばれる部屋がありました。  なんであれ喜びごとがある前には、見慣れない女臈(武家などの奥向き ...

■福鼠[ふくねずみ] ▽解説  白い鼠は大黒天の使いといわれ、福をもたらす存在であると考えられてきました。  そのような鼠の話として、山口県玖珂郡や熊毛郡には以下の話が伝わっています。  昔、ある所に働き者ながら貧しい暮らしを続けるお爺さんが ...

■福太郎[ふくたろう] ▽解説  明治18年の『絵入自由新聞』などに記事があるものです。  東京は本所緑町にある成田不動堂の堂守を務める和尚は、福太郎と名付けた鸚鵡のような鳥を飼っていました。  福太郎は人の言うことをよく聞き分け、言葉を話すのみ ...

■お菊[-きく] ▽解説  「皿屋敷」の怪談に登場する人物で、非業の死を遂げ皿を数える幽霊となる娘です。  播州姫路を舞台とする「播州皿屋敷」、江戸番町を舞台とする「番町皿屋敷」の2つが特に知られていますが、これ以外にも各地に類似の話が伝えられて ...

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