タグ:怪奇談絵詞

■嘴犬[くちばしいぬ]▽解説 『怪奇談絵詞』などに描かれているものです。  寛保年間(1741~1744)、福岡唐人町にてある犬が嘴太烏(ハシブトガラス)のような頭部をもった子を産んだといいます。 この子犬は飯や魚を餌としたものの、生まれて早々に死んでしまったといい ...

■蛇体の女[じゃたい‐おんな]▽解説 『怪奇談絵詞』に描かれている妖怪のひとつで、顔は美しい人間の女、それ以外の体は蛇そのものという姿をしています。 絵巻に固有名詞は記されていませんが、湯本豪一編著『妖怪百物語絵巻』(平成15年刊)では便宜的に「蛇体の女」 ...

■本木村の化物[もときむら‐ばけもの]▽解説 延宝八年(1680)頃から筑前国宗像郡本木村には化物が出没して住民を脅かしたとされ、『筑前国続風土記』にその顛末が載るほか、各種の写本、絵巻などが事件の内容を伝えています。 延宝八年、本木の庄屋に毎夜化物が訪れ、婦 ...

■ヲロシヤの人魂[-ひとだま] ▽解説  『怪奇談絵詞』に描かれている妖怪のひとつです。  詞書には「人々恐れをなすといへども全く妄念でやいのたかばたなり。筋引よふなるハ糸なり。風烈しと見る時は早くおろしやおろしやと云」とあり、ヲロシヤ(オロシャ) ...

■虎にゃあにゃあ[とら-]▽解説 『怪奇談絵詞』に描かれている妖怪です。 絵巻の中に二ヶ所、計三体が描かれており、詞書には「禅宗の経文に、とらにゃあにゃあと云は是なり。慾深坊主の顔に似たり。丁銭を好んで、銭筒の竹に住む。しかも、だいのねこなでなり」「子が ...

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