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■牛打坊[うしうちぼう]▽解説 徳島県北部あたりに伝わる妖怪で、牛に危害を加えるものとして語られています。 「牛打坊」のほか、「牛々坊」「牛々入道」「牛飼坊」といった呼び名もあります。 横井希純の『阿州奇事雑話』には、阿波国板野郡に牛打坊が出没したことが ...

■金長狸[きんちょうだぬき]▽解説 講談や映画で人気を博した「阿波狸合戦」に登場する狸で、徳島県小松島市に伝わるものです。 天保(1830~1844)の頃。 小松島の日開野に大和屋という染物屋がありました。 ある時、主である茂右衛門の屋敷の土蔵脇に狸が巣穴を作り ...

 ■赤エリ[あか-]▽解説 徳島県麻植郡鴨島町に伝わる妖怪です。 かつて知恵島の千田須賀西にドンガン池と呼ばれる大きな池がありました。 ドンガン池は柳の大木や竹藪に覆われ、水は青黒く濁っている気味の悪い場所で、河童や狸が出ると噂されていました。 更に大正の ...

■首切れ馬[くびき-うま] ▽解説    首のない馬の妖怪で、首なし馬、首切り馬などとも呼ばれます。  日本各地に伝わっていますが、四国(特に徳島県地方)の伝承がよく知られています。  その内容は多様であるものの、大部分は特定の日時および場所に首のな ...

■白徳利[しろとっくり] ▽解説  徳島県板野郡撫養町に伝わる化け狸です。  白い徳利に化けて地上を転がり、人がそれを押さえようとすると、またころころ転がるために捕まえることができません。 ▽関連 ・狸  やってることが無邪気で和 ...

■赤殿中[あかでんちゅう] ▽解説  徳島県鳴門市大麻町大谷に伝わる化け狸です。  夜中、赤い殿中(殿中羽織。袖のない羽織)を着た子供に化けて現れ、道行く人に負うてくれ負うてくれと言ってしつこく纏わりつきます。  仕方なく背負ってやると、いかにも ...

■猫娘[ねこむすめ] ▽解説  『絵本小夜時雨』には、次のような猫娘の話があります。  阿波のとある豪家には諸人より優れて器量の良い娘がいましたが、いかなる因果か人をなめる奇癖があるのだと噂されていました。  あるとき、その美貌に惚れこんだ若い ...

■兎狸[うさぎだぬき] ▽解説  徳島県三好郡に伝わる妖怪です。  昼間村と辻町の間、吉野川沿いの高岡という小丘にいた化け狸で、その呼び名の通り兎に化けてそろそろと走り、捕まえやすい獲物と思って追ってきた人に高岡を何度も走り回らせて化かしたとい ...

■赤ぎんたま[あか‐] ▽解説  徳島県美馬郡脇町に伝わる化け狸です。  サクラ小路という場所に、赤い大睾丸をぶらぶらさせながら化けて出たといいます。 ▽関連 ・狸  どうですか。この直球のネーミング。素晴らしいと思いませんか。拍 ...

■野鎌[のがま]▽解説 高知県、徳島県でいう鎌鼬の類です。 徳島県では野原に鎌を捨てると野鎌という化物となって、人を切るようになると伝わっています。 祖谷山では葬式の穴掘りなどに使った鎌や鍬は、七日間墓場に置いた後に持って帰らないと野鎌になると戒められ ...

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