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■居候の幽霊[いそうろう‐ゆうれい]▽解説 十返舎一九作『化皮太鼓伝』の登場人物です。 化け物たちが暮らす世界で、世話好きの「穴主」ももんじいが、飲んだくれの白だわしの乱暴なふるまいに泣くおちよぼんを助けた頃の出来事です。 行くところのないおちよぼんを我 ...

■玉梓[たまずさ]▽解説  曲亭馬琴作『南総里見八犬伝』に登場する人物で、物語の発端に深く関わる傾国の美女です。   安房四郡のうち長狭と平群の二郡を領地とし、多くの家臣を従える滝田城主・神余光弘(じんよみつひろ)はその満ち足りた境遇から驕り高ぶり、酒色に ...

■将棋倒し[しょうぎだお‐]▽解説 『曽呂利物語』に収められた怪談の一編に「将棊倒しの事」という題の話があります。 関東のある侍が主の命に背き、東岸寺なる寺で腹を切って果てました。 寺では翌日に葬儀を行おうと準備が進められていました。棺に納められた侍の遺 ...

■もぞうす様[‐さま]▽解説 東京都八王子市の恩方に伝わるものです。 昔、上恩方の狐塚に山本某という百姓がいました。 彼はまだ独身で男振りもよかったため村娘たちの憧れの的となっていましたが、実は二世の契りを交わした美しい恋人がいました。 山本家の近所には ...

■赤穴宗右衛門[あかなそうえもん]▽解説 上田秋成による怪異小説集『雨月物語』の第二話「菊花の約(ちぎり)」に登場する人物です。 播磨国加古の里に丈部左門(はせべさもん)という学者が暮らしていました。 彼は清貧を好み、書物を唯一の友として、雑多な日用品や調度 ...

■とうもろこし▽解説 とうもろこしは天正七年(1579)に日本へ齎されたとされ、以後九州から日本各地へ伝播していったといわれています。 南蛮船が運んできたことから南蛮黍(なんばんきび、なんばきび)とも呼ばれるほか、高麗黍、唐黍などといった名称もあります。 とうも ...

■文弥[ぶんや]▽解説 安政三年(1856)初演の歌舞伎『蔦紅葉宇都谷峠(つたもみじうつのやとうげ)』の登場人物です。 この作品は初代金原亭馬生による座頭殺しの怪談噺や、古くからある遊女の情話などを下敷きにして河竹黙阿弥が書いた世話物で、『宇都谷峠噂怪談』『小夜 ...

■皿かぞえ[さら‐]▽解説 鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にある妖怪です。 井戸から半身を出した女の幽霊らしきものが火を吹き出しており、その火が三枚の皿を宙に巻き上げているかのように描かれています。 これは、ある家の下女が十枚組の皿のうち一枚を井戸に落とし ...

■清玄[せいげん]▽解説 浄瑠璃や歌舞伎にみえる「清玄桜姫」ものの諸作に主要人物として登場する僧です。 寺院参詣に来た桜姫の色香に迷った挙句に破戒僧となって命を落とし、その怨念が姫につきまといます。 寛文十三年(1673)の浄瑠璃『一心二河白道(いっしんにがびゃ ...

■提灯お岩[ちょうちん‐いわ]▽解説 歌舞伎『東海道四谷怪談』では、夫である伊右衛門の策謀により非業の死を遂げたお岩の亡霊は、大詰の蛇山庵室の場面では様々なかたちで出現して伊右衛門たちを脅かし追い詰め、やがては死へと導きます。 その演出のひとつに、伊右衛 ...

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