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■頼豪院[らいごういん]▽解説 山東京伝作の読本『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまびょうし)』の登場人物で、鼠をあやつる術に長けた妖術使いです。 後花園帝の時代、足利義政が将軍を務めた長禄の頃(1457~1460)から物語は始まります。 雲州尼子の一族に、大和国に ...

■頭の黒い鼠[あたま‐くろ‐ねずみ]▽解説 「頭の黒い鼠」とは頭に黒い髪が生えている鼠、つまり人の目をごまかして家の金などを鼠のように盗む人間を揶揄した言葉で、鼠ではなくどうやら人間の仕業らしいという皮肉をこめた言い回しです。奉公先の商家から金品を盗む雇 ...

■鵜の羽[う‐は]▽解説 文化五年(1808)に出された山東京伝作、歌川豊国画の合巻『八重霞かしくの仇討』の登場人物です。 東山義政公(室町幕府八代将軍・足利義政)の時代。 鎌倉に星月判官(ほしつきはんがん)平国友(たいらのくにとも)という人がいました。その忠臣に芝 ...

■金のなる木[かね‐き]▽解説 利益をもたらす都合のよい物事を喩えて「金のなる木」といいます。 浮世絵には木の葉や花、実の代わりに小判、銀貨、銭などがついた形で「金のなる木」が表現されているものがあります。 また「ゆだんのな木(油断の無き)」「だんどりのよ ...

■へび女[-おんな]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 同書の「へび女」の図には、裁縫箱によりかかって眠る女と、縁側の物干竿に絡みついて彼女を見つめているような蛇の姿が描かれています。 曰く、蛇女は丹波国の山出しの女で、朝夕骨を惜しみ、顔は仏頂面、 ...

■見越入湯[みこしにゅうとう]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 眼鏡をかけた老人が風呂に入り、首を長く伸ばしている様子が描かれています。 これは金持ち親父の亡魂で、たとえ据え風呂に入っているときでも油断せず、台所の塩や味噌、薪のことなど、余分な ...

■手の長き猿[て‐なが‐さる]▽解説 『化物和本草』にある妖怪です。  人面の猿が松の樹上から手を伸ばし、老人の財布を奪い取ろうとする場面が描かれています。  猿猴は水面の月を取ろうとした故事で知られていますが、この手長猿は財布の金をとるもので、鳴き声 ...

■桟[かけはし]▽解説 読本『梅花氷裂』の登場人物です。 唐琴浦右衛門の愛妻であった桟は、夫の留守中に悪漢・旧鳥蓑文太(ふるとりさぶんだ)の計に堕ちて姦婦と成り果てました。 そして懐妊した浦右衛門の妾・藻の花を凄惨な虐待のすえ死に至らしめ、深い仲となった蓑 ...

■藻の花[も-はな]▽解説 山東京伝による読本『梅花氷裂』の登場人物です。 後光厳天皇(1338~1374)の時代。 信濃国の守護職小串次郎左衛門尉貞行の家臣に、唐琴浦右衛門(からことうらえもん)という忠心無二の侍がいました。 彼は千曲川のほとりに居宅を構え、妻の桟( ...

■十面のおやじ[じゅうめん‐]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 夜遊びに出て、酔って帰宅した息子の目に映るものは、何もかもがちらちらとして鮮明でなく、親父の顔すら十もあるように見えてしまいます。 息子に甘い母親は、立腹する父親の傍で「今度ばかり ...

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