タグ:山東京伝

■へび女[-おんな]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 同書の「へび女」の図には、裁縫箱によりかかって眠る女と、縁側の物干竿に絡みついて彼女を見つめているような蛇の姿が描かれています。 曰く、蛇女は丹波国の山出しの女で、朝夕骨を惜しみ、顔は仏頂面、 ...

■見越入湯[みこしにゅうとう]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 眼鏡をかけた老人が風呂に入り、首を長く伸ばしている様子が描かれています。 これは金持ち親父の亡魂で、たとえ据え風呂に入っているときでも油断せず、台所の塩や味噌、薪のことなど、余分な ...

■手の長き猿[て‐なが‐さる]▽解説 『化物和本草』にある妖怪です。  人面の猿が松の樹上から手を伸ばし、老人の財布を奪い取ろうとする場面が描かれています。  猿猴は水面の月を取ろうとした故事で知られていますが、この手長猿は財布の金をとるもので、鳴き声 ...

■藻の花[も-はな]▽解説 山東京伝による読本『梅花氷裂』の登場人物です。 後光厳天皇(1338~1374)の時代。 信濃国の守護職小串次郎左衛門尉貞行の家臣に、唐琴浦右衛門(からことうらえもん)という忠心無二の侍がいました。 彼は千曲川のほとりに居宅を構え、妻の桟( ...

■十面のおやじ[じゅうめん‐]▽解説 『怪談摸摸夢字彙』にある妖怪です。 夜遊びに出て、酔って帰宅した息子の目に映るものは、何もかもがちらちらとして鮮明でなく、親父の顔すら十もあるように見えてしまいます。 息子に甘い母親は、立腹する父親の傍で「今度ばかり ...

■天蓋大王[てんがいだいおう] ▽解説  黄表紙『一百三升芋地獄』に登場する、地獄の王を名乗る大蛸です。  豪傑・小林朝比奈は地獄巡りの帰りに、子供たちが「芋を食って蛸を食って死んだとヨウ、それで死んだら芋地獄」と唄っているのを耳にします。 ...

■小幡小平次[こはだこへいじ] ▽解説  江戸時代の怪談に登場する人物で、自分を謀殺した男や、彼と密通していた妻の前に死霊となって現れ、様々な怪異を現した末に取り殺します。  小平次怨霊譚の嚆矢とされる『復讐奇談安積沼』に基づいて、物語を紹介し ...

■陀羅阿迦[だらあか] ▽解説  山東京伝の『風流伽三味線』に登場する妖怪です。  口絵には人間よりも大きな、トカゲに似た怪物が黒雲を吐く様が描かれ、解説が添えられています。  陀羅阿迦は、体側の肉翼は蝙蝠の翼に似て、四足は山椒魚、全体は泉竜(と ...

■どぶから蛇[‐じゃ] ▽解説  『化物和本草』にある妖怪です。  この蛇は毎年、六月一日の祭りの後に道の脇から現れるといいます。  麦藁のような黄金色で、大小さまざま、よく鳴いて巻きついてきますが、怖くも何ともない蛇だとあります。  雨中、 ...

■蒟蒻の幽霊[こんにゃく-ゆうれい] ▽解説  「蒟蒻の幽霊」とは、いつもぶるぶる震えている様子、または不安定な様、頼りない様をたとえた言葉です。  『怪談模模夢字彙』には、この諺を基にした「こんにゃくの幽霊」が描かれています。  その他、黄表紙 ...

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