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■ぬる壁[‐かべ]▽解説 大分県大野郡清川村天神に伝わる妖怪です。 川内の古墓の前の峠を夜中に通ろうとすると、前面に壁が出てきて進めなくなるため人々は困っていました。また、このことを「ヌルカベが出る」と言って恐れていました。 しかし村人が庚申塔を建てたと ...

■霊猪[れいちょ]▽解説 京都市上京区の護王神社では狛犬の代わりに狛猪が置かれており、他にも「霊猪の手水舎」などとして神使の猪の像があります。 これは和気清麻呂が神の使いである猪の助けによって難局を脱したという伝説にちなんだもので、岡山県和気郡和気町の和 ...

■黒色の女房[こくしき‐にょうぼう]▽解説 『諸国百物語』巻之二には「ぶんごの国何がしの女ばう死骸を漆にて塗りたる事」という話が収められています。 豊後国に暮らす某の妻は十七歳、世に隠れなき美人でした。夫婦は仲睦まじく、夫は常々「もしもお前が先立ったとし ...

■大乗院の鬼[だいじょういん‐おに]▽解説 大分県宇佐市四日市の真言宗寺院・十宝山大乗院には鬼のミイラとされるものが安置されており、信仰の対象として祀られています。 鬼は膝を折って座った状態で高さ140センチ、立ち上がった場合は身長2メートルほどはあるとされ ...

■コロコロ ▽解説  大分県速見郡豊岡町の某村某家は「犬神持ち」の家系といわれていました。  この家は農家兼石工だったものの、代々精神を病む者を多く出して子孫も死に絶えたといいます。  ある代の婆さんは「犬神使い」と呼ばれ、部落の両側を流れる川 ...

■馬鬼[うまおに] ▽解説  馬の妖怪の一種で、愛媛県や大分県に伝わっています。  愛媛県喜多郡大川村では、城主が乗っていた白馬の霊が馬鬼になったといわれています。  元亀から天正(1570~1591)の頃までは蔵川に城があり、左京之介という城主がい ...

■ボーロ ▽解説  大分県北海部郡海邊村に伝わる妖怪です。  村の中央にある椋の木の下の笹薮からは、ボーロがポーと出て丈高く立ちます。  下から見ると消えてしまい、切ろうとしても切れないといいます。  伝承妖怪お題絵、2013年2月のお題です ...

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