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■宮木野[みやぎの]▽解説 『伽婢子』巻六「遊女宮木野」の登場人物です。 この物語は『剪灯新話』「愛卿傳」の舞台を戦国時代の日本に移して翻案したもので、清六という主人公の名は、原話の主人公である趙氏の第六子にちなんだものと思われます。 また、上田秋成『雨 ...

■七歩蛇[しちふじゃ] ▽解説  『伽婢子』にある怪蛇です。  京都東山の西麓、岡崎より南の方にある、かつて岡崎中納言の山荘だった場所は荒れ果てたままの状態が続き、今や住む人もありませんでした。  この草の生い茂る土地を浦井某という者が買い取っ ...

■百物語[ひゃくものがたり] ▽解説  百物語は、伝統的な怪談会の様式です。  参加者が順に怪談を語り、一話終わるごとに灯火を一つ消すというもので、百話語り終えて用意した百の灯火が全て消え真っ暗になったとき、本当に怪異が起こるといわれました。 ...

■骨女[ほねおんな] ▽解説  『今昔画図続百鬼』にある女の妖怪です。  牡丹灯籠を提げた異相の女が描かれ、「これハ御伽ばうこに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ人間の交をなせし形にして、もとハ剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり」と記されてい ...

■魚膾の怪[ぎょかい-かい] ▽解説  『伽婢子』にある怪異です。  応仁(1467~1469)の頃、大嶋藤五郎盛貞という者が仕官を失い、流浪の末に能登の国珠洲の御崎に住むようになりました。  彼は魚の膾(なます。魚を生のまま刻んだもの)が大好物で「山海の ...

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