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■醍醐の白狼[だいご‐はくろう]▽解説 『玉櫛笥』にある話です。 山城国醍醐山中には狼が多く生息しており、往来の人を悩ませていました。 ある時、柴刈りの童が山へ入って薪を集めていると、どこからともなく一頭の狼がやって来ました。狼は童に食らいつき、そのまま ...

■帷子辻[かたびらがつじ]▽解説 桃山人作、竹原春泉画の怪談集『絵本百物語』は「帷子辻」の題で、嵯峨天皇の后で檀林(だんりん)皇后こと橘嘉智子(たちばなのかちこ 786~850)にまつわる逸話を紹介しています。 檀林皇后は世に稀なる美人で、その容貌を拝して心を動か ...

■茄子婆[なすびばばあ]▽解説 比叡山七不思議のひとつに数えられる妖怪で、茄子(なす、なすび)婆、茄子婆さんなどと呼ばれています。 比叡山延暦寺には茄子のような顔色をした謎の老婆がことあるごとに出現するといわれていました。 年の頃は六十七、八にして素性は ...

■鷲峯山の鬼怪[じゅぶせん‐きかい]▽解説 『絵本小夜時雨』にあるものです。 ある人が友と鷲峯山に参詣し、日暮れを迎えて下山しようとしたところ、遥かなる山の頂から異形の者が雲に乗ってやって来ました。これを見た二人は大いに驚き、坂を転げ落ちながら逃げ帰って ...

■毛朱[もうしゅ]▽解説 『平家物語』(長門本)や『源平盛衰記』にみえる獣の名で、平清盛がこれを捕えたとされています。 清水寺千日参詣を行った若き日の平清盛は、満願の夜に自身の両目が抜け出て宙を巡って消えるという、吉凶とも凶兆ともとれる不思議な夢を見ます。 ...

■佐伯友尾[さえきともお]▽解説 勝川春英の『異魔話武可誌』には「小はだ小平次」の名で、蓮の葉を笠のごとく被り、全身に藻を纏いつかせた怪物が水辺に立つ姿が描かれています。 その名が示すとおり、元来これは安積沼で殺害され、幽霊となって妻と間男に祟る「小幡小 ...

■ぬっぽり坊主[‐ぼうず]▽解説 『蕪村妖怪絵巻』に描かれている妖怪です。 絵巻には人型で、顔に目鼻がなく、尻に目が一つある裸の妖怪が侍の前に現れた場面が描かれています。 詞書には「京かたびらが辻ぬつほり坊主のばけもの。めはなもなく、一ツの眼、尻の穴に有 ...

■尻目[しりめ]▽解説 水木しげるの著書などで紹介されている妖怪です。 尻目は昔、京都の路上に現れたといわれています。 ある夜に侍が歩いていると、何者かが「ちょっと、ちょっと」と呼び止めました。 何者かと身構えていると、その男は突然着物を脱いで素っ裸にな ...

■羊角風[ようかくふう]▽解説 羊角風、羊角とはつむじ風の異称で、風が渦を巻いて吹き上がる様子を羊の角にたとえた表現です。 『閑田次筆』によれば、享和二年の七月晦日、上京今出川の辺りで羊角風らしき暴風が吹き荒れたといいます。 この風のために建物の屋根は壊 ...

■鞍馬山僧正坊[くらまやまそうじょうぼう] ▽解説  京都府京都市左京区の鞍馬山に棲むとされる天狗で、牛若丸に剣術を教えたという伝説がよく知られています。 八天狗や『天狗経』の四十八天狗のひとつに数えられているほか、謡曲や御伽草子でもその名が挙が ...

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