■のっぺら
▽解説
『週刊少年マガジン』昭和42年(1967)第37号掲載の「トップ画報 百鬼夜行」(水木しげる画)にある妖怪です。
巨大な「妖怪玉手箱」から飛び出した恐ろしい妖怪たちという設定のこの図は、大徳寺真珠庵蔵『百鬼夜行絵巻』などの構成を参考にして描かれたもので、「のっぺら」も同絵巻にある赤い妖怪を元にしたものです。
また「のっぺら」という名称は、美術史家の田中一松などがこれを紹介する際、装飾や起伏に乏しい姿を「のっぺらぼう」と形容したことから連想されたものではないかと思われます。
▽関連
・赤い妖怪
コメント
コメント一覧 (3)
…のっぺらは本体の着物を着たむっちりした彼でペット(子豚くらいありそう?結構大きい)
の方は依然として名称不明ですね。ダークブルーの色彩とざらっとした雰囲気の体表が
オリジナルに比べてリアルな質感です