具乱怒物乃怪

■具乱怒物乃怪[ぐらんどもののけ]

▽解説

 ケイブンシャの大百科319『迫り来る!! 霊界・魔界大百科』(昭和62年)で紹介されているものです。

 死後の世界、心霊現象、奇談、奇習など多様な話題を扱うなか「謎の動物たち」の章では河童や天狗、鬼などの古来の妖怪の類が突然変異魚や暗黒生命体といった怪物と共に紹介されており、「具乱怒物乃怪」なるものの姿もここにあります。
 
 同書の記述によれば、具乱怒物乃怪は東北のある地方に住んでいるといわれ、その名をつけたのは安土桃山時代後期にその土地を訪れたイギリス人宣教師であるといいます。
 これはさまざまな物の怪が一体となった怪物で、体長は十メートル、巨体に似合わず動きは敏捷で、ときおり家畜を攫って食べていたといいます。
 しかし用のないときは山奥の棲み処でおとなしくしていて人前に姿は見せず、地元の民はこれを山の神として崇めていたといいます。

 挿絵には天狗や河童、大蛇、化猫などが一体となった「具乱怒物乃怪」の異様な姿が描かれ、その横に「魔界の帝王か!? 狂気と忘想(原文ママ)の産物か!?」という惹句が添えられています。

 
 今のところ『霊界・魔界大百科』以外で具乱怒物乃怪を扱った資料は確認されておらず、同書の作者による創作である可能性が濃厚です。




 
 出たぞー!
 衝撃の大妖怪です。こんなのがいたなんて東北某所は恐ろしいところだったんだなぁ。
 もう完全に突っ込み待ちじゃねーか!と思うわけですが、そこがまたいいというか、臆面もなくこれを載せた度胸が凄い。まぁ合体怪獣は人気出ますからね。
 この次のページに列挙されているイカれたメンバーも凄いので、ある意味必見なのです。