耳かじり女

■耳かじり女[みみ‐おんな]

▽解説

 都市伝説と呼ばれる話のうちよく知られるもののひとつとして、耳のピアス穴から出ていた謎の白い糸を引き抜いたところ、実はそれが視神経であったために失明してしまうというものがあります。
 「耳かじり女」はこの話から派生した怪談で、1990年代には既に語られていたようです。

 東京都渋谷区を歩いていると、若い女から「あなたはピアスをしていますか?」と突然声をかけられます。
 それに対し「はい」と答えたところ、女はいきなりその人の耳に噛みつき、食いちぎってしまうといいます。
 女はカオルさんという名で、耳にピアスをつける穴をあけた際、そこから出てきた糸を引っぱったために目が見えなくなっていました。彼女はこれにより精神に異常をきたし、ピアスをしている女性を逆恨みするようになり、渋谷に出没しては耳を食いちぎる怪女になってしまったのだといいます。




 ピアスの話って初めて聞いた頃(小学生)は幽霊なんかよりよっぽどリアリティを感じたわけで、それだけにやたら怖かったんですが、耳かじり女までくるとさすがに荒唐無稽で「あ、ウソだな」と勘付いてしまいましたね。
 そういう意味では彼女は救いの存在です。