※性的な表現が含まれます。
 ご注意ください





















ねこまら

■ねこまら

▽解説

 『百慕々語』など、妖怪を題材とした春画にみられるもので、「ねこまらやしき」「猫まらの怪」といった名が付けられています。
 年経た猫が化けるという「猫また」をもじったもので、大猫の頭部と二股に分かれた尾の先がいずれも男根になっている異様な姿で描かれます。

 『百慕々語』の「ねこまらやしき」の図は、屋敷内に侵入していたねこまらが侍に取り押さえられている場面を描いており、ねこまらは侍から「おのれ、夜な夜な出て多くの女をたぶらかしおったな」と罵られています。


▽註

・『百慕々語』…明和8年(1771)刊。勝川春章画の艶本。性器を妖怪に見立てた春画16種を収録。

▽関連

猫又



 かわいらしいはずの猫妖怪になんて下品なアレンジをほどこすのですか!!
 こんな破廉恥なものは断じて許せませんよ!!
 ああもう、次はどんな春画妖怪を紹介しようかな!!楽しみ!!