鳥龍

■鳥龍[ちょうりゅう]

▽解説

 天皇即位などの大礼の際に用いられた装飾品で、大極殿や紫宸殿の前面軒下に張り渡された『獣形帽額』の刺繍に姿のある霊獣の一種です。

 鶏冠と嘴をもった鳥のような顔の四足獣で、江戸時代に描かれた帽額の模様を示す図に「鳥龍」の名が書き込まれていることが確認されています。
 帽額には金色の太陽を中心としてほぼ左右対称に龍、獅子、麒麟などの獣が配置されており、鳥龍もやはり二体描かれています。
  
 


 酉年に因んだ鶏妖怪ラッシュもようやくおしまいです。お付き合いくださりありがとうございました!
 獣形帽額の獣たちはまだまだ未捜査案件なので、名前と姿以外のことはよく知らないのです。他では見かけない気がしますが、即位式に飾られるんだからおめでたいんだろうなぁ……と想像するくらいしかできなくて、この謎っぷりにまた心惹かれるのですよね。