■つるべ女[-おんな]
▽解説
『怪物画本』に描かれている妖怪のひとつです。
絵柄自体は鳥山石燕が『今昔百鬼拾遺』で描いた「狂骨」と同じもので、外見上の違いはほぼありません。
▽註
・『怪物画本』…明治14年(1881)刊の絵本。李冠光賢の妖怪画を鍋田玉英が模写したとされており、絵柄はすべて鳥山石燕の作の模倣。一部の妖怪には石燕のものとは異なる名がつけられている。
・『今昔百鬼拾遺』…鳥山石燕による妖怪絵本。安永10年(1781)刊行。
▽関連
・狂骨
本家狂骨とくらべると若干おめめがクリクリしてて愛らしいのです。
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