雲外鏡

■雲外鏡[うんがいきょう]

▽解説

 『百器徒然袋』にある妖怪です。

 隈取りを施したような顔が浮かぶ鏡の妖怪が描かれ、「照魔鏡と言へるはもろもろの怪しき物の形をうつすよしなれば、 その影のうつれるにやとおもひしに、動出るままに此かゞみの妖怪なりと夢の中におもひぬ」とあります。
 照魔鏡は悪魔妖怪の類の本性を照らし出すという鏡のことで、そこから転じて物事の本性を暴き出すものを指す言葉としても用いられます。また雲外とは空のはるか彼方、雲上の意です。

 同書に収録された他の妖怪と同様、石燕が何らかの意図をこめて創作した妖怪であると考えられます。
 

▽註

・『百器徒然袋』…『画図百鬼夜行』に始まる鳥山石燕の妖怪画集第4作。天明4(1784)年刊。





 セカンドライフ内で開催された「KAGAMI 2014」という企画への提供用に描いたものなので、鏡っぽい要素を散りばめてみました。