シラミ

■シラミ

▽解説

 愛媛県北宇和郡下波村に伝わる妖怪です。
 
 夜の海に、死者の霊が白く光って泳いでくることがあったといい、漁師はこれを「馬鹿」と呼んでいました。
 しかし、もし馬鹿と言っているのが聞こえてしまうと、怒って櫓にすがりつくなどして散々な目に遭わせるといわれています。

 水木しげるの著書で紹介されている宇和島の妖怪「しらみゆうれん」も、同様の怪異をいうものであると考えられます。





 「伝承妖怪お題絵」2013年10月のお題でした。
 白くて細長いヤツ、というイメージだったので(しらみゆうれんが「素麺」と形容されているせい)、波に擬態して海面を漂ってそうな姿に描いてみました。櫓につかまる用の手がいっぱいあります。