静か餅

■静か餅[しず-もち]

▽解説

 栃木県芳賀郡に伝わる怪異です。

 夜中に遠方からコツコツコツコツと餅の粉をはたくような音が聞こえてくるもので、音が近くなったときは搗き込まれるといって、箕を後ろ手に持つと財産が入るといいます。
 反対に音が遠くなると搗き出されるといい、運が衰えるとされています。





 Twitterを中心に行われている「#伝承妖怪お題絵」という企画に参加してみました。
 「あるいは又隠れ里の米搗きとも」――ということで、隠れ里の住人らしきネズミちゃんとムシをお供にしています。