ヲロシヤの人魂

■ヲロシヤの人魂[-ひとだま]

▽解説

 『怪奇談絵詞』に描かれている妖怪のひとつです。

 詞書には「人々恐れをなすといへども全く妄念でやいのたかばたなり。筋引よふなるハ糸なり。風烈しと見る時は早くおろしやおろしやと云」とあり、ヲロシヤ(オロシャ)と颪(冬季に山などから吹き降ろす風)とをかけてロシアを諷刺する意図がこめられていたことがうかがえます。


▽註

・『怪奇談絵詞』…幕末から明治初期の作と推定される絵巻。33の怪奇譚が収められ、九州の話や諸外国を諷刺したものが多い。





 いやーかっこいいですねえ。禍々しいデザインに惚れ惚れします。