※性的な表現が含まれます。
 ご注意ください


















魔羅

■魔羅[まら]

▽解説

 釈迦の修行を妨害した他化自在天魔(Māra)を音訳して「悪魔」や「魔王」の意味としたもので、摩羅、魔羅と表記されます。

 日本では、修行僧達が男根を煩悩の象徴とみなし、隠語で魔羅と呼ぶようになったといわれています。

 江戸時代に作られた化け物双六の一種に、手足の生えた男根の化け物が「まら」の名で描かれている他、戯画や草双紙の類にも性器をモチーフとした妖怪が描かれている事が多々あります。

 明和8年(1771)に刊行された『百慕々語』には、ねこまら、やまらのおろちなど、有名な妖怪を性器でパロディ化したものが多数収録されています。


▽関連

魔縁
やまらのおろち




 因みに手に持って掲げてるのは非実在青少年で、こけしの杖で押さえつけてるのは健全な青少年です。
 お化けと下ネタはいかがわしい同士、結構親しかったりするのです。