■黄粉坊[きなこぼう]
▽解説 松井文庫の『百鬼夜行絵巻』に描かれている妖怪です。
皿のような目玉の黄色い化物で、首から下は描かれていないためどうなっているか不明です。
他の化物尽くし絵巻で「かすくらい」と名付けられている妖怪が元になっているようですが、こちらは姿形は酷似しているもの黄色く塗られてはいません。
▽註・『百鬼夜行絵巻』(松井文庫)…尾田淑の妖怪絵巻。天保3(1832)年制作。熊本県松井文庫所蔵。名称不明のものも含めて58種の妖怪が描かれている。
元記事投稿:2010年7月13日
加筆修正:2014年10月18日
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