垢なめ小僧

■垢なめ小僧[あか-こぞう]

▽解説

 江戸時代に制作された妖怪かるたにある妖怪です。

 読み札には「なめたやなめたや垢なめ小僧」とあり、絵札には『画図百鬼夜行』にある妖怪「垢嘗」を元にしたと思われる化物が描かれています。


▽註

・『画図百鬼夜行』…鳥山石燕の妖怪画集第一作。安永5年(1776)刊。


▽関連

垢嘗

 

 あかなめ一族のお化けの中では一番マイナーだと思います。元絵では殆ど垢嘗そのまんまなのです。