蓑むぐら

■蓑鼢[みのむぐら]

▽解説

 『百鬼夜講化物語』に描かれている妖怪です。

 曰く『山海経』(中国古代の地理書。奇怪な生物の記述が数多くある)の余り物で、両国広小路で見世物になっているそうです。
 蓑鼢は「化け仲間でも、雨に遭って困らぬは俺だけだ」と語り、これを目撃した男は「こいつを見たらむぐらもち(胸持ち=気分)が悪くなった」と感想を述べています。


▽註

・『百鬼夜講化物語』…黄表紙。古狼野干作、享和2年以前刊。見立て絵や怪談のパロディ的な妖怪図19種を収録。




 雨でも困らない! 素敵な自己アピールですね。