■ミンツチ▽解説 アイヌに伝わる妖怪で、ミンツチカムイ、ミントチ、ニントチなどとも呼ばれます。 日本語では河童あるいは人魚と訳されます。 川や池、湖に棲む凶悪な人獣で、多くの事故を起こす存在だといいます。 その姿については様々な説があります。 赤い肌を ...

■天狗[てんぐ]▽解説 日本の代表的な妖怪のひとつです。 主として山中に棲み、神通力をもって様々な怪異を引き起こすと信じられていました。 日本の文献における「天狗」の初見は『日本書紀』で、舒明天皇九年(637)に音を立てて飛来した流星を天狗(アマツキツネ。天狐 ...

 ■船幽霊[ふなゆうれい] ▽解説  全国各地でいう水辺の妖怪で、水難で死んだ者の霊が生きている者を仲間に引き入れようとするものです。 ほとんどが海に出現するものとされますが、海のない地域では河川湖沼に現れると伝えられていることもあります。  船に乗って ...

■死霊[しりょう]▽解説 死者の霊魂で、生者の魂が抜け出たものである「生霊」と対を成す概念とも捉えられます。 鳥山石燕は『画図百鬼夜行』に、蚊帳を持ち上げて中を覗き見る死霊を描いています。 尚、「死霊」の前頁には「生霊」が、後には「幽霊」が描かれており ...

■生霊[いきりょう]▽解説 生きている人間の霊が体から抜け出すものです。 イキスダマ、イキダマ、イキロウ、イチジャマなどとも呼ばれます。 強い嫉妬や怨念のために霊が抜け出して、思う相手に取り憑き祟って苦しめるといいます。  古典文学においては『源氏物語 ...

■逆幽霊[さかさゆうれい]▽解説 逆吊りにされて殺された者の霊、あるいは奈落の底へと落ちていく途中の亡者などは、逆さまの姿でこの世へ迷い出るといいます。 逆幽霊、逆さまの幽霊などと称して語られるもので、『狂歌百物語』にも狂歌の題材として取り上げられてい ...

■アリエ▽解説 明治9年6月17日の『甲府日々新聞』で報じられた妖怪です。 あるときから肥後国青鳥郡の海に4本足の奇怪なものが現れ、夜になれば往来へ出て鱗を光らせながら歩くようになりました。 怪物は通る者を呼び止めますが誰一人として寄りつこうとはせず、やがて ...

■野鎌[のがま]▽解説 高知県、徳島県でいう鎌鼬の類です。 徳島県では野原に鎌を捨てると野鎌という化物となって、人を切るようになると伝わっています。 祖谷山では葬式の穴掘りなどに使った鎌や鍬は、七日間墓場に置いた後に持って帰らないと野鎌になると戒められ ...

■鎌鼬[かまいたち]▽解説 日本各地、とりわけ雪国に多く伝わるといわれている妖怪です。 風に乗って人の所へ来て切りつけ、その体に傷をつけるものとされます。 野外でいつの間にか鎌で切られたような傷が生じているのはこの妖怪の仕業だといわれました。  正体に ...

■覚[さとり]▽解説 人の考えていることを自在に読み解くことの出来る妖怪で、各地の民話に登場します。 さとる、おもい、山鬼、黒ん坊などとも呼ばれることもあります。また、天狗や狐狸、山姥などが人の心を読む存在として昔話に登場する場合もあります。  さとりの ...

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