■濃[のう]▽解説 岐阜県中津川市坂下に伝わる妖怪です。 昔「のう」という木曽川をまたいで水を飲むほどの大きな怪物がいて、これを鎮めるために村人は毎年娘を生贄に差し出していたといいます。 『日本の民話63 美濃の民話 第二集』(赤座憲久編、1977年刊)には、以 ...

■鬼人面[おにじんめん]▽解説 『人面草紙』に描かれている謎の「人面」の一種です。 節分の場面に描かれた赤鬼の姿をした「人面」で、豆をぶつけられながらも「そのおまん(饅頭)を食べさせてくれろ」と傍に置いてあった饅頭に関心を寄せています。 また、豆をまく人面 ...

■角大師[つのだいし]▽解説 平安時代の僧で第十八代天台座主を務めた良源(912~985)は民衆から広く信仰を集め、様々な伝説や逸話が語られました。  現在も民家の門口などに貼りつけられる「角大師」と称する魔除けの護符に描かれた痩身の鬼神のような姿も元三大師の姿 ...

■お頼[‐より]▽解説 曲亭馬琴の『箕輪奇談』(『宿六物語』『箕輪の比翼塚由来記』とも)の登場人物です。お頼の読みは「おより」ではなく「おらい」として紹介されていることもあります。 『箕輪奇談』は馬琴が市で買い求めた『近世稀有談』なる古書にある「宿六箕輪の ...

■ぬうりひょん▽解説 狩野派の絵師による妖怪絵巻や鳥山石燕『画図百鬼夜行』に描かれた妖怪「ぬらりひょん」は、絵姿のみで解説の存在しない妖怪です。 昭和期の妖怪を扱った児童書などではこれらの絵を下敷きに「妖怪の総大将」「人家に上がりこんで茶を飲む」といった ...

■二尺の顔[にしゃく‐かお]▽解説 明治二十七年刊『百物語』にある、御山苔松なる人物によって語られた怪談です。 これは御山氏の家に年久しく仕える佐太郎という実直な老僕が若い頃に体験したことであるといいます。 ある夜中、赤坂から四谷へ行く急用ができた佐太郎 ...

■化けかたつむり[ば‐]▽解説 『世界の妖怪全百科』にて紹介されている、人間よりはるかに大きなかたつむりの妖怪です。 この妖怪は草も木もない死の島に住んでいて、流れ着いた人間を追いつめては食い殺しているといいます。 また、速度は遅くともじわじわと追い詰め ...

■お春狐[‐はるぎつね]▽解説 明治頃に鳥取県東伯郡赤碕町に出たという化け狐です。 お春狐は赤碕の港町の中央あたり、池田公の御米蔵の後ろにある森に棲んでいました。険しい崖の上の森に生えた大松の根元の穴を巣としており、そこで子供と共に暮らしていたといいます ...

■まもう▽解説 『土佐お化け草紙』にある妖怪です。 名は「猫股 一名まもふと云」と記され、髪を振り乱し牙を剥く髭面の化物として描かれています。 詞書によると、これは年経た赤猫が白髪山に住んで形を変えたものと伝えられています。 この猫股は疱瘡の者や眠りたが ...

■権六狸[ごんろくだぬき]▽解説 北海道留萌に伝わる民話に登場する化け狸です。 高橋明雄による民話集『シュシュシナイの権六狸』(昭和56年)に基づいて内容を紹介します。 留萌と増毛の境にあるシュシュシナイ(アイヌ語で「柳のある河原」の意)という所に狸の権六が住 ...

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