■羽犬[はいぬ]▽解説 福岡県筑後市に伝わるもので、「羽犬塚」(八女郡羽犬塚村。のち羽犬塚町となり、合併により筑後市となった)という地名の由来であるといわれています。 天正十五年(1587)のこと。薩摩の島津氏征伐のため九州遠征を行った豊臣秀吉は羽の生えた犬を連 ...

■海犬[うみいぬ]▽解説 土佐の地誌『南路志』には、次のような話が載せられています。 これは内藤惣三郎が浦役を務めていた年の二月一日にある浦で起こったことだといいます。 夜、沖へ舟を出して漁をしていたところ、にわかに波が立ち、舟さえ危ういほどの荒れようと ...

■山犬[やまいぬ]▽解説 山犬とはオオカミの呼称のひとつとして全国的に用いられてきた名で、1603年の『日葡辞書』にも既に狼を意味する言葉として掲載されています。 おおむね狼と同一の動物の名称として用いられているようですが、本草学の分野などでは「豺(やまいぬ) ...

■八房[やつふさ]▽解説 八房は曲亭馬琴作『南総里見八犬伝』に登場する犬の名で、序盤から活躍し、後に続く長大な物語の根幹をなす重要な役割を演じます。 八房が初めて登場するのは第八回で、これはもと安房国長狭郡富山の先の村の百姓の家で生まれた犬の子であったと ...

妖怪図鑑更新にあわせてこちらも更新していきます。 妖怪図鑑 現在の妖怪数:637   あ行 ・青行燈[あおあんどう] ・青頭巾[あおずきん] ・赤エリ[あかえり] ・赤ぎんたま[あかぎんたま] ・赤口[あかくち] ・赤舌[あかした] ・赤殿中[あかでんちゅう] ・赤穴 ...

■鳳凰[ほうおう]▽解説 大陸から伝わった想像上の霊鳥で、その絢爛な姿は日本ほか東アジアの広い範囲で瑞祥として尊ばれ、絵画や彫刻の題材、建築物や調度品の装飾、図案としてもよく用いられてきました。 古くから知られており、前漢時代の『爾雅』や後漢の『説文解字 ...

■天地震動斎[てんちしんどうさい]▽解説 安政の大地震以後に制作された作者不明の「鯰絵」のひとつ『鯰之讎討(なまずのあだうち)』に描かれている怪人です。 同作には「鯰の仇討ち」の顛末として次のような話が記されています。 安政二年(1855)十月二日亥の刻頃、江戸 ...

■森の閻魔大王[もり‐えんまだいおう]▽解説 千葉県木更津市に伝わる十二支の由来を説く昔話のひとつに登場するものです。 「森のえんま大王」は森を統一し、全てのけものを統べる偉いえんま大王です。 あるとき大王は、日本は十二ヵ月を一年としていることから、配下 ...

■大乗院の鬼[だいじょういん‐おに]▽解説 大分県宇佐市四日市の真言宗寺院・十宝山大乗院には鬼のミイラとされるものが安置されており、信仰の対象として祀られています。 鬼は膝を折って座った状態で高さ140センチ、立ち上がった場合は身長2メートルほどはあるとされ ...

■無底海大陰女王[むていかいだいいんじょおう]▽解説 宮地水位の『異境備忘録』で名前が挙げられている悪魔界の魔王のひとりです。 無底海大陰女王は第一の魔王である「造物大女王」の次に紹介されているもので、顔色は赤く唇は青く、髪は赤黒く棕櫚(しゅろ。ヤシ科の植 ...

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