■猫鬼[ねこおに]▽解説 湯本豪一氏が蒐集した物品を中心に妖怪関連の資料を紹介する『日本の幻獣図譜』(2016年刊)によれば、福島県いわき市好間町の一部地域には、古くから鶏鬼、猫鬼、狐鬼、熊鬼という四種類の有角の幻獣の言い伝えがあったといいます。 同書には湯本 ...

※性的な表現が含まれます。 ご注意ください■ねこまら▽解説 『百慕々語』など、妖怪を題材とした春画にみられるもので、「ねこまらやしき」「猫まらの怪」といった名が付けられています。 年経た猫が化けるという「猫また」をもじったもので、大猫の頭部と二股に分かれ ...

■猫の化物[ねこ‐ばけもの]▽解説 大町桂月著『絵入訓話』(大正5年)内の「百鬼畫行」で紹介された四十一種の妖怪のうち、最後に挙げられているものです。 第四十一番の化物は二足で立ち上がる猫の姿で、片手でひげをつまんで伸ばすような仕草をとっています。 これはや ...

■岡崎の化け猫[おかざき‐ば‐ねこ]▽解説 文政十年(1827年)初演、四世鶴屋南北作の歌舞伎『独道五十三駅(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』は東海道の各宿場を舞台に劇が展開されるという趣向で、その中に十二単を着た化け猫が登場するくだりがあります。これを元にした話 ...

■有馬の化け猫[ありま‐ば‐ねこ]▽解説 講談などを通して広まった化け猫話のひとつで、俗に鍋島、岡崎の化け猫と共に三大化け猫に数えられています。 江戸は赤羽にあった久留米藩有馬家の江戸屋敷を舞台にした怪猫譚で、岡崎の化け猫に次いで多く映画化もされています ...

■鍋島の化け猫[なべしま‐ば‐ねこ]▽解説 実録本、芝居や講談の演目として江戸時代後期から明治頃に広く知られた怪猫譚のひとつで、肥前国佐賀藩の御家騒動にまつわる風聞を脚色して作られた物語です。 俗に岡崎、有馬の猫と共に三大化け猫のひとつに数えられ、明治末 ...

■犬神明神[いぬがみみょうじん]▽解説 飼い犬や猟犬が我が身を犠牲にして大蛇に狙われた主人を助けようとする伝説は日本各地に残されています。 その中の一類型としてよく知られているのが、犬が蛇を威嚇していると知らない主人が、自分の方を向いて荒れ狂う犬を不審が ...

■狗国人[くこくじん]▽解説 『三才図会』など大陸の書物が伝える、中華圏外に存在すると考えられた異民族のひとつです。同書を範とする『和漢三才図会』『唐土訓蒙図彙』などでも紹介されており、これらを通じて日本でも知識は共有されていたものとみられます。 狗国の ...

■人面犬[じんめんけん]▽解説 『街談文々集要』『我衣』など近世の随筆類や明治期以降の各種新聞紙には、人のような顔をした畸形とみられる犬が生まれたという記事が散見されます。 このような犬の誕生には人間の行いが関わっていたり、因果話が語られることもあります ...

■長七の犬[ちょうしち‐いぬ]▽解説 平仮名本『因果物語』には「家の狗 主の女房をねたみける事」と題する話があります。 摂津国兵庫のあたりに、大坂から酒を取り寄せて商いをする長七という者が住んでいました。 あるとき両親を亡くし、女房もいまだないために全くの ...

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