■団子婆[だんごばば]▽解説 江戸の番町七不思議のひとつに数えられる妖怪です。 六番町通りに城(じょう)孫三郎という旗本の屋敷があり、この家では団子を作ることが固く禁じられていました。 それはかつてこの家で起きたとある怪事に由来するものでした。 以前は城家 ...

■宇津ノ谷峠の鬼[うつのやとうげ‐おに]▽解説 静岡県静岡市と藤枝市の境にある宇津ノ谷峠を舞台とする伝説に登場するものです。  宇津ノ谷峠北側の谷の下に梅林院という寺がありました。 この寺の住職は病に罹っており、身体には腫物を生じて耐え難い痛みに襲われて ...

■唐獅子[からじし]▽解説 香川県仲多度郡琴南町美合の伝承です。 氏神さんのカラジシ(唐獅子)は山で働く人を守るといわれています。 雌雄一対で、雄は氏神さんの命令があれば犬に姿を変えて駆けだし、雌もその後に従います。また、雌は弁当の丸い団子をいつも口にくわ ...

■ヨーシーグサル▽解説 17世紀オランダのアルノルドゥス・モンタヌスが著した『東インド会社遣日使節紀行』(1669年。英題を訳した『日本誌』の名でも知られる)は江戸参府を果たしたオランダ使節団による日本の紀行という体裁の書物で、各国語に訳されて当時の欧州で広く読 ...

■遮文荼[しゃもんだ]▽解説 遮文荼は仏教の経典にみえる鬼神のひとつです。 猪の頭に人の体をもつ女神で、焔摩天(閻魔)の妃にして、焔摩の眷属である七母天の筆頭に数えられる存在です。 密教の思想を仏尊の図像の配置によって表現する胎蔵界曼荼羅では外金剛部院と呼 ...

■猪八戒[ちょはっかい]▽解説 中国明代の小説『西遊記』の主要登場人物のひとりで、取経のため天竺を目指して旅をする三蔵法師に弟子入りし、孫悟空、沙悟浄と共に法師に同行する豚または猪の妖怪です。 前世は人間、後に天上界で天の川の管理や水軍の指揮を担う天蓬元 ...

■とろゐ▽解説 神代、神武天皇以前のウガヤフキアエズ王朝七十二代を含む日本の歴史について記した書物『上紀(うえつふみ)』に名がある怪獣の一種です。 天津御子(瓊瓊杵尊)の命を受けて神々が巻狩りを行い、人民に害をなす悪しき獣たちを征伐する描写があり、とろゐもそ ...

■魑魅[ちみ]▽解説 「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」といえば『春秋左氏伝』を出典とする故事成語で、種々の妖怪変化の総称、化物の言い換えとして用いられています。 この四字のうち「魑魅」が山林の気から生じる妖怪で、「魍魎」が山川木石の精であると分けて説明される ...

■賁豚[ほんとん]▽解説 漢方医学や鍼灸の分野において、臍の辺りから気がこみ上げるような発作、動悸を生じる病状を奔豚(賁豚)、奔豚気と呼び、その病巣は腎臓であると考えられていました。 体内に生じて様々な病を引き起こす虫たちの図像が収められていることで知られ ...

■当康[とうこう]▽解説 当康(當康、當庚)は中国の書物に記されている獣の一種です。  地理書『山海経』「東山経」によれば、当康は金や玉が豊富な欽山という山に住んでおり、その姿は豚のようで牙があるといいます。鳴くときは我が名を呼ぶ、とあり、当康という名がそ ...

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