■歌う骸骨[うた‐がいこつ]▽解説 「歌う骸骨」「歌い骸骨」などの題で知られる、全国的に分布している怪談です。 同郷の二人が出稼ぎに赴き、一方は真面目に働いて金を貯めるも、放蕩のために蓄えもないもう一方の男によって殺害されてしまいます。 彼の金を奪って帰 ...

■髭女[ひげおんな]▽解説 草双紙『化物一家髭女(ばけものひとつやのひげおんな)』に登場するもので、悪人・横川郷介を脅かす化物の一体として現れます。 横川郷介という侍は、あるとき亀崎権之進の娘おまんに惚れ、どうにか口説き落とそうとたびたび文などを送っていま ...

■チクリ▽解説 湯本豪一著『古今妖怪纍纍』(2017年刊)所載の『妖怪尽くし絵巻』(東海坊散人作、昭和時代)に描かれている妖怪のひとつです。 顔は髷を結った女、体は蠍という奇抜な姿の妖怪で、「チクリ」と名付けられています。 なお、女の顔は既存の図版を模倣したもの ...

■奪一切人命[だついっさいにんみょう]▽解説 密教の経典にみえる尊格のひとつで、『大日経』に説かれる教えを図にした「胎蔵曼荼羅」にも描かれています。  奪一切人命は右手に皮袋、左手に華を握って座している姿で描かれます。 これは焔摩天の眷属にして一切の人間 ...

■庄屋の大蛇[しょうや-おおくちな]▽解説 香川県小豆郡土庄町に伝わるものです。 貞享(1684~1688)の頃に溜め池の蛙子池を築造した小豆島肥土山村の庄屋・太田伊左衛門典徳の家は備前と深い縁がありましたが、あるとき備前某家との間で揉め事が起こり、訴訟となりました ...

■オケツ▽解説 岡山県岡山市などに伝わる妖怪です。 お産の際、注意しないとオケツと呼ばれる怪物が生まれることがあるといいます。 その形は亀に似て背には蓑毛が生えており、胎内から出るとすぐに縁の下へ駆け込もうとするといいます。 早く殺してしまえばよいものの ...

■佐伯友尾[さえきともお]▽解説 勝川春英の『異魔話武可誌』には「小はだ小平次」の名で、蓮の葉を笠のごとく被り、全身に藻を纏いつかせた怪物が水辺に立つ姿が描かれています。 その名が示すとおり、元来これは安積沼で殺害され、幽霊となって妻と間男に祟る「小幡小 ...

■般若[はんにゃ]▽解説 強い恨みや激しい嫉妬、悲しみを抱く女の霊を表現する際に用いる能面です。 彩色により区別されることもあり、この場合は『葵上』で用いられる白般若、『道成寺』の赤般若、『安達原』の黒般若の三種に分かれるようです。 元来「般若」といえば ...

■赤穴宗右衛門[あかなそうえもん]▽解説 上田秋成による怪異小説集『雨月物語』の第二話「菊花の約(ちぎり)」に登場する人物です。 播磨国加古の里に丈部左門(はせべさもん)という学者が暮らしていました。 彼は清貧を好み、書物を唯一の友として、雑多な日用品や調度 ...

■とうもろこし▽解説 とうもろこしは天正七年(1579)に日本へ齎されたとされ、以後九州から日本各地へ伝播していったといわれています。 南蛮船が運んできたことから南蛮黍(なんばんきび、なんばきび)とも呼ばれるほか、高麗黍、唐黍などといった名称もあります。 とうも ...

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