■侠[きゃん]▽解説 『当世故事附選怪興』に名前が挙げられている妖怪です。 これは物を欲しがる様子が犬神のようであるために「侠(きゃん)」という名がついたといいます。小野定九郎の屋敷跡から夜な夜な現れては往来の人を悩ませ、鼻紙入(財布)、はした金を掠め取ると ...

■三本足の犬[さんぼんあし‐いぬ]▽解説 犬の習性の由来を説く昔話では、犬はもともと足が三本の獣であったと語られています。 犬は足が三本であるため自由に走り回ることもできず不便に思っていたところ、あるとき弘法大師より五徳(炉の火の上に据え鉄瓶などを置いて熱 ...

■狛犬[こまいぬ]▽解説 大型の犬あるいは獅子に似た魔除けの獣で、神社や寺院を守護するために入口、本殿、本堂などの左右に阿吽一対の像が向き合うように配置されます。 厳密には左側の阿形像は獅子で、左側に置かれる有角の吽形像こそが狛犬と呼ばれるものですが、一 ...

■インヌ▽解説 沖縄県中頭郡に伝わる妖怪です。 この妖怪の文献上の初出とみられる佐藤清明の『現行全国妖怪辞典』では「インヌ」の項目名で、本文には「インヌ フィー クーテ アッチュン(犬が火を喰はへて歩く妖怪)」とあります。 これは妖怪「インヌ(犬)」の説明を ...

■嘴犬[くちばしいぬ]▽解説 『怪奇談絵詞』などに描かれているものです。  寛保年間(1741~1744)、福岡唐人町にてある犬が嘴太烏(ハシブトガラス)のような頭部をもった子を産んだといいます。 この子犬は飯や魚を餌としたものの、生まれて早々に死んでしまったといい ...

■羽犬[はいぬ]▽解説 福岡県筑後市に伝わるもので、「羽犬塚」(八女郡羽犬塚村。のち羽犬塚町となり、合併により筑後市となった)という地名の由来であるといわれています。 天正十五年(1587)のこと。薩摩の島津氏征伐のため九州遠征を行った豊臣秀吉は羽の生えた犬を連 ...

■海犬[うみいぬ]▽解説 土佐の地誌『南路志』には、次のような話が載せられています。 これは内藤惣三郎が浦役を務めていた年の二月一日にある浦で起こったことだといいます。 夜、沖へ舟を出して漁をしていたところ、にわかに波が立ち、舟さえ危ういほどの荒れようと ...

■山犬[やまいぬ]▽解説 山犬とはオオカミの呼称のひとつとして全国的に用いられてきた名で、1603年の『日葡辞書』にも既に狼を意味する言葉として掲載されています。 おおむね狼と同一の動物の名称として用いられているようですが、本草学の分野などでは「豺(やまいぬ) ...

■八房[やつふさ]▽解説 八房は曲亭馬琴作『南総里見八犬伝』に登場する犬の名で、序盤から登場し、後に続く長大な物語の根幹をなす重要な役割を演じます。 八房が初めて登場するのは第八回で、これはもと安房国長狭郡富山の先の村の百姓の家で生まれた犬の子であったと ...

妖怪図鑑更新にあわせてこちらも更新していきます。 妖怪図鑑 現在の妖怪数:602   あ行 ・青行燈[あおあんどう] ・青頭巾[あおずきん] ・赤エリ[あかえり] ・赤ぎんたま[あかぎんたま] ・赤口[あかくち] ・赤舌[あかした] ・赤殿中[あかでんちゅう] ・赤穴 ...

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