■牛鬼[うしおに]▽解説 愛媛県の南予地方では祭礼に「牛鬼」の山車があらわれることがあり、毎年七月にある宇和島市の和霊神社の大祭にともなって開催される「うわじま牛鬼まつり」としてイベント化されたものがよく知られています。 牛鬼は現地では「うしょうに」「う ...

■牛鬼[うしおに]▽解説 香川県高松市と坂出市の間に連なる五色台の青峰にある根香寺(ねごろじ)には、牛鬼退治の伝説が残っています。 豊臣秀吉の時代、青峰山中に牛鬼が出没して人畜に危害を加えていました。 困り果てた人々は弓の名手である浪人・山田蔵人高清に牛鬼 ...

■仙鼠[せんそ]▽解説 蝙蝠は外見が鼠に似ていることから「天鼠」「飛鼠」そして「仙鼠」といった別名があります。 かつて中国では長い歳月を経た鼠が蝙蝠に化すとも考えられていました。『玄中記』には百歳の鼠は蝙蝠に化すと記されています。 唐代の元稹が詠んだ詩「 ...

■麒麟[きりん]▽解説 大陸から伝わった想像上の獣で、聖人が世を治める時代に姿を現す瑞獣また霊獣と目されて貴ばれました。 儒教における第一の徳目である仁徳を備えた仁獣で、三六〇の毛虫(毛のある動物)の長とされています。『礼記』礼運篇には王者の嘉瑞を示す「四 ...

■鉄を食うもの[てつ‐く‐]▽解説 平田篤胤が天狗(山人)の里で生活していたという少年・寅吉の見聞をまとめた『仙境異聞』に記されているものです。 篤胤のもとに人々が集まって話をしていたある日のことです。奇談の書に載っていた鉄を食う病の女人の話題が出ると、寅 ...

■化連[けれん]▽解説 暁鐘成作『無飽三財図会』にあるものです。 扇で顔を隠してうずくまる人物が描かれ、「麒麟 俗ニ化連 一名ヅボラトモ云」という名とともに以下のような解説が付されています。  化連は虚寶国(ちゃらほうこく)の寸簡浜(すかんぴん)に生じる獣で ...

■火輪[ひりん]▽解説 江戸時代後期に出された摺物に「是荷鳥」と共に描かれている怪獣です。 火輪はまたの名を家化(やけ)ともいい、麒麟の一種にして総身が火炎に包まれているといいます。 大風、旋風に乗って現れた恐るべき火輪は、町を焼いて数多くの死傷者を出した ...

■是荷鳥[ぜにとり]▽解説 江戸時代後期に出された瓦版形式の摺物に「火輪(ひりん)」と共に描かれている鳥で、大火の後の世情を風刺したものです。  この鳥の鶏冠は四文屋(安価な居酒屋)の田楽のごとく、両目は銭のような形をしていると言います。さらに翼は竹と材木板 ...

■夜刀神[やとのかみ]▽解説 『常陸国風土記』行方郡の段に記されているもので、この土地の人々は角のある蛇のことをさして「夜刀神」と呼んでいたといいます。 杞(かわやなぎ)を身につけていれば難を逃れられるも、そうでない者が運悪くこれを見ると一家一門は破滅し子 ...

■泣く木[な‐き]▽解説 北海道の夕張郡栗山町桜丘、国道234号線沿いには、昭和四五年(1970)の夏まで「泣く木」と呼ばれるハルニレの木がありました。 この木が「泣く木」と呼ばれるようになった発端は大正時代、あるいは昭和七年(1932)頃のことといわれています。 栗山 ...

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