■赤い妖怪[あか‐ようかい]▽解説 大徳寺真珠庵蔵の絵巻(室町時代、伝土佐光信筆)を筆頭に、数多の作品が現存している「百鬼夜行絵巻」と総称される絵画の中に、高い頻度で全身赤色の丸い妖怪の姿をみることができます。 丸くのっぺりとした、膨らんだような赤い体に前 ...

■のっぺら▽解説 『週刊少年マガジン』昭和42年(1967)第37号掲載の「トップ画報 百鬼夜行」(水木しげる画)にある妖怪です。 巨大な「妖怪玉手箱」から飛び出した恐ろしい妖怪たちという設定のこの図は、大徳寺真珠庵蔵『百鬼夜行絵巻』などの構成を参考にして描かれたも ...

■鯛灣[たいわん]▽解説 明治二十八年(1895)の落合(歌川)芳幾による錦絵『滑稽倭日史記』内の「新案百鬼夜行」に描かれている妖怪です。 これは日清戦争の風刺画として描かれたもので、二段構成のうち上段が土佐派の百鬼夜行絵巻の絵柄を元にした「新案百鬼夜行」の図と ...

■ちからここ▽解説 方郁作『百物語化絵絵巻』(江戸時代)に描かれている妖怪です。 『化物絵巻』(国立歴史民俗博物館蔵)にある「大化」や尾田淑太郎『百鬼夜行絵巻』にある名称記載のない妖怪と同系統のもので、土佐派の「百鬼夜行絵巻」の類に描かれた丸く赤い妖怪が元と ...

■大化[おっか]▽解説 化物尽くしの絵巻に描かれている妖怪の一種です。 丸みを帯びた体に足が一本ついているという姿は、土佐派の絵師らが描いてきた「百鬼夜行絵巻」にみえる丸く赤い妖怪が元になっているものと思われます。 この形の妖怪は複数の作に描かれています ...

■綾子[あやこ]▽解説 明治時代に日本に滞在したイギリス人リチャード・ゴードン・スミス(1858~1958)は博物学や日本の民話・伝説の収集に傾倒しており、各地で聞き集めた話を記録し、日本人絵師による挿絵を添えて『Ancient Tales and Folklore of Japan』を出版しました ...

■ホゼ▽解説 岩手県九戸郡山形村では、人の生命力のようなものを「ホゼ」と呼んでいたといいます。 人妻が十円硬貨大の光る玉がぽっぽっと飛ぶのを見ることがあり、それにより妊娠したことを悟るといいます。 この光る玉が体内に入ると、それが赤ん坊の「ホゼ」となりま ...

■無極道人[むきょくどうじん]▽解説 明治時代に出版された漢学者・石川鴻斎による怪談集『夜窓鬼談』の掉尾を飾る一編「混沌子 一名大地球未来記」に登場する人物です。 無極とは果てのないこと、人知を超えたところ、宇宙の根源といった意味があるようです。 渤海の ...

■ゴリラ女王[‐ じょおう]▽解説 春海堂主人編『現代心中ばなし』(大正5年刊)は、当時の新聞で報道された心中事件などを紹介する書籍で、その中に「ゴリラ女王の戀」という一編があります。 大正三年(1914)八月、犀角採集のためにボルネオ・サンテンフに上陸した某氏の ...

■濃[のう]▽解説 岐阜県中津川市坂下に伝わる妖怪です。 昔「のう」という木曽川をまたいで水を飲むほどの大きな怪物がいて、これを鎮めるために村人は毎年娘を生贄に差し出していたといいます。 『日本の民話63 美濃の民話 第二集』(赤座憲久編、1977年刊)には、以 ...

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